[読書メモ]『何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから』

p26
「空腹をしっかり感じてから食べる」という週間が身に付いている人は、いつ会ってもスリムなままなのです。

p82
人の脳は「○○しちゃいけない」と思えば思うほど、その「○○」が気になってたまらなくなるという奇妙な性質を持っています。[…]この現象は、心理学では「シロクマ理論」として有名です。

p160
種類にもよりますが、だいたい1〜3時間で胃の中の食べ物はすべて初期消化が終了し、腸へ送り出されます(油ものなどは消化が悪いので5時間ほど胃に滞留します)。

pp160-161
同じ量を一気に食べるより、小分けにして長時間かけて入れていくほうが、胃には空きスペースができやすくなります。そのため、「お腹いっぱい」と感じにくくなってしまいます。[…]時間をかけて少量ずつ食べるからこそ、胃の中に空きスペースが常に残り、かつゆっくりゆっくり食べるために食物が次々と腸に送り出されていくので、「お腹いっぱい」にならずに、恐ろしいほどの高カロリーな食べ物を大量に食べきってしまえるのです。

p168
食べるものはすべて目の前に並べる[…]1皿ずつ出してしまうと、トータルでどれだけ食べたかわからなくなり、ついつい食べすぎてしまいます。また一気にバーンと並べたほうが、目で見た満腹感も得られます。

p169
腹八分で食事を終えても、大丈夫! そのあと空腹で困ることは絶対にありません。腹八分で食事をストップしてから 30 分ほど経てば、血糖値がさらに上がって心地よく完全に満腹になっています。

p169
リビングのこたつやソファー、仕事机の近くに、みかんをカゴに盛ったり、飴の缶を置いたり、スナック菓子の袋や菓子箱を放置しないこと。空腹じゃなくてもついつい手が伸びてしまいます。

p172
急上昇した血糖値は、そのあと急降下します。その急降下するときに得も得られぬ倦怠感、疲労感、イライラ感などが押し寄せてくるのです。

p172
飲酒によって一瞬だけは脳の抑制がとれて気分が朗らかになるのですが、翌日には確実にストレスが倍増するという科学的データもしっかり出ているくらいです。

p183
睡眠をとるということは、医学的に見ても非常に懸命なストレス解消法

p190
寝る直前に熱い風呂に入ると体温が下がってくるまでに時間がかかるために、眠気が訪れにくくなるのです。

p191
朝風呂のほうがテキパキと早く時間短縮して入浴できますし、すぐに活動量がアップするため湯冷めする心配もありません。また熱い風呂は覚醒作用があるため気分もシャッキリして、仕事のやる気がアップします。

p190
「自分の気に入ったコースをてくてく歩くと気持ちいいから」とか、「ラジオ体操すると朝、気分がシャキッとするから」「世がをすると前進のコリがとれて、スッキリするから」といったような「快楽思考」に基づいて、無理のない運動を取り入れています。決してストイックな「我慢して頑張るぞ〜」という「ストレス思考」ではないのです。

p215
行動力がすぐれた人というのは、じっとしている時間が少ないのでダラダラと食べている暇がないのです。あれこれと動いているため、自然に運動量も増します。また前向きな行動をしていると、おのずと気持ちも前向きになるためにストレスが発散されていくのです。

p217
「楽しい、嬉しい、ワクワクする」と自分が感じることをするのは、心にも体にも、そして周りの人にとっても、とてもよいことだと認識し直す必要があります。

p217
自分が楽しんだり、ワクワクしたり、喜びを感じることをすれば、おのずと心に膨大なエネルギーが入ります。そしてそのエネルギーによってストレスが発散されていきます。

p253
男性は一般的に「食に対する執着」が女性よりはるかに少ない傾向にあります。だから本書に書いた食べ方を理論的に納得して左脳的に意識するだけで、スーッと軽やかに実践することができるのではないかと考えます。