FDS に加入、FileMaker Pro、FileMaker Server のインストール
私は FileMaker Pro 14 を個人利用ではあるものの、結構ヘビーに使っている。
するとFileMaker Server が使いたくなる。でも、個人で買うには高額だし、オーバースペック。ではどうすればいいか。FileMaker Developer Subscription(FDS)に加入するという選択肢があることが分かったので、加入することにした。
FDS は開発者用のテストライセンスなので、機能が制限されている。FileMaker Server の FileMaker Pro での最大接続数が3つまで、カスタム Web 公開での Web ベースのクライアントの同時接続が3つまで、また FileMaker WebDirect、FileMaker Go、または FileMaker Pro(ユーザ接続用)でのユーザ接続が同時に1つまでとなっている。しかし、個人レベルで FileMaker Server を利用するにはその制限内での FileMaker Server の利用で問題ない。
さらに、FDS 加入者の特典として iOS App SDK が利用できる。これが特にメリットとして大きい。私は iOS アプリを公開しているが、私のレベルでは高度な iOS アプリは作れない。だから、FileMaker アプリを作って公開しているが、するとより多くの人に使ってもらうのは難しい。FileMaker で作ったカスタム Apps を iOS アプリに変換できる iOS App SDK はまさに待ち望んでいたツールなのだ。
(1)FDS に加入するため、以下のページへアクセスし、「カートへ追加」をクリック。「ご注文」をクリック。(私の環境では、Google Chrome では「ご注文」ボタンが表示されず、Safari で手続きを行った。)支払いを済ませる。
FileMaker Store: FileMaker Developer Subscription
https://store.filemaker.com/product/FDS
(2)注文が完了すると、ソフトウェアのダウンロード情報が書かれたメールが届くので、それに従って、ソフトウェアをダウンロード、インストール。
ダウンロードページにライセンスキーが表示され、FileMaker Server 16 とユーザ接続用の FileMaker Pro 16 が、それぞれ Mac 版、Windows 版の両方をダウンロードできるようになっている。
ユーザ接続用の FileMaker Pro 16 とは、開発用の通常の FileMaker Pro のようだ。ちなみに FileMaker Pro 14 との共存もできた。
そして、Mac を英語環境にしている私は、インストールされる FileMaker も自動的に英語になった。
(2-1)FileMaker Server 16 のインストールの途中で、Development Options として「FileMaker Server master」か「FileMaker WebDirect worker」かを選択するようになっている。とりあえず、「FileMaker Server master」をインストールした。
(2-2)ユーザアカウントの設定もよく分からないので、fmserver とした。
(2-3)ライセンスキーの入力画面では、Organization は1の購入時に入力した英数字の組織名を入力する(User Name は何でもいい)。
(3)FileMaker Server 16 のインストールが終わると、Development assistant を始めるかどうか聞かれる。私は Continue で続けた。すると、ブラウザで FileMaker Server Admin Console が開くので、設定をする。
参考:
FileMaker の「iOS App SDK」を使ってみよう | イエスウィキャンのファイルメーカー情報
https://ywc.com/filemaker/?p=3200
Recent Posts
Archives