[読書メモ]『日本の論点2009』

p38
これからの時代には、リスクのない生き方など存在しない。

p71
賞味期限が近づいて返品された商品を福祉施設に配る「フードバンク」運動

p72
クオリア(感覚の持つ質感)

p73
脳内麻酔

p269
日本は国土の中央を縦断する山脈の森から二級河川を含めて2万1000の川が流れ落ちている。

p393
核セキュリティー

p448
犯罪への欲望と犯罪行為を同一視することは許されない。

p459
ところで、「ノルディックの謎」という言葉がある。いずれ行き詰まると考えられた高福祉・高負担の北欧が、依然高い経済成長を続ける不思議を指す。

p534
うつ病にかかるのは生真面目なタイプの人が多く、患者の中には「頑張りが足りないからだ」「怠けているせいだ」と自らをさらに追い詰めるケースが少なくない。

p535
精神科医の香山リカ氏は、何でも「心の問題」で語ろうとする現在の風潮に疑問を投げかける。つい10年ほど前までは、うつ病と診断されるとショックを受ける人が多かったが、最近では<「うつ病ではありません」と言われてショックを受ける人さえいる>という。<いま、うつ病は自分の置かれていいた不本意な状況や調子の悪さを自分で納得し、まわりに理解してもらうための“最適なひとこと”になりつつある>(『「私はうつ」と言いたがる人たち』PHP新書)

p580
欲望を自制できない子どもに大人がひるんだ

p660
通り魔や強盗、児童を狙った誘拐などは、連鎖しやすい犯罪なのです。空き巣などと違い、特殊な技術がいらない

p660
「何かにならねば人生は無意味」という強迫観念があふれている

p667
アメリカでは、殺人には時効があってはならないという民意を反映し、殺人事件に時効は適用されない。

p755
笛吹けど踊らず

p68
カガミヲミテゴランナサイ。

p113
外資脅威論

p371
予防原則論

p382
日本の森林は国土面積の約3分の2、2500万ヘクタールを占めており、いわゆる森林率(68.2%)は先進国のなかでもフィンランドについで2位という高さにある。

p438
いじめをいきなり親に相談する子はいない

p460
2006年(平成18年)に生まれた赤ちゃんのうち30人に1人は、親の一方が外国籍であることが厚生労働省より発表された。

p470
非婚者には「結婚することを望まない人」と「結婚は望むが、機会に恵まれない人」の2種類に類別される。

p472
消費単位が家族であると消費は自由には行われない。つねに「家族内合意」というものが必要になるからである。指摘する人が少ないが、消費行動の最大の抑制要因はこの合意形成である。

p509
スピードというものは馴れる。これはベテランドライバーも気をつけなければならない。

p551
子どもは、もはや一様ではない。/できる子、できない子、ふつうの子というような単純な三層構造ではないのである。

p561
勉強をしなくても高校や大学に入れる時代では、よほどの強い動機づけや強制力がないと下半分の学力は維持できない。

p562
彼らの国は、勉強ができる者を素直に尊敬する文化があり、さらにいえば、テレビで日本のバラエティ番組に当たるものがない。

p506
行動の自由こそが個人として成り立つ根源だからだ。

p662
日本では毎年約100万人が死亡

p700
京都は大学のまちである。人口147万人の約1割に当たる数の学生さんがいる。

p701
日本の国宝の約2割が京都にある。