[読書メモ]『「一体感」が会社を潰す』

p3
目の前の問題は解決しても、組織や人そのものの在り様は、どんどん悪くなっているのではないか……。

p21
相変わらず「できない理由」をあげつらうばかりで、やるべきことを一向に前に進めることができません。

p22
自分も当事者であるにもかかわらず、悪者探しや犯人探しをして、「○○が悪い」と批判していないでしょうか。それは、「自分は悪者や犯人ではない」「自分は悪くない」「自分はその失敗に直接は関係ない」と暗に主張したい、すなわち責任逃れしたいためです。

p34
正月三が日に毎年自宅に社員を呼ぶ経営者もいれば、深夜に突然電話をかけてきて呼び出す経営者もいます。来るかどうかで、自分の子分かどうかをチェックするのです。

p108
最初は、「協力者がいない」「環境が整っていない」のが当たり前で、それを嘆いているだけでは他律で動かされている人と同じです。/自らが重要人物を見つけて協力を仰ぎ、自らが働きやすい環境を整えていくこと。これも広い意味で、いや真の意味での自律にほかならないのです。

p110
コドモの組織では、一つの技術を極める、本当の意味での一流が認められている余地が小さいのです。何十年たっても、そこそこ一人前くらいでしかありません。

p125
トレードオフ(両立できないこと)

p166
彼、彼女たちが凄いところは、結局のところ、自分ならではの仕事のやり方、考え方を設定し(自律し)、それを継続しているという事実なのです。/そして、その思考や行動を続けることで、いつのまにか他人には到達できないような高みにたどりつき、一流として他者から認められる人になっているのです。

p174
一番よくないのは、中途半端です。仕事という「コト」で生きていくのか、組織の「ヒト」として生きていくのか。それは自分で決めるしかありません。

p178
他人から「あれをしろ」「これをしろ」「あれはするな」「これはするな」と指示されなくとも、自分がやること、やらないことを自分で決めるのです。

p206
成長の源泉は常に「基準を高くもつ」こと