[読書メモ]『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』

p7
年齢とは相対的なものである。

p8
答えは常に創造性である。

p13
モーニング・ページはある種の瞑想にもなる。

pp15-16
モーニング・ページを書くのは、気づきの行為である。多くの人は癒しの効果に気づかないままモーニング・ページに取り組む。深刻さの度合いはまちまちだが、私たちはみな、何かしら傷を負っている。一部の人は子供時代に傷ついて苦しんだかもしれない。大人になってから傷を負った人もいる。そこで書くことによって、私たちは文字通り過ちを「正す」のだ。

p16
初めてモーニング・ページを実践すると、ずっと避けてきた多くの感情に圧倒されるかもしれない。ほとんどの人は曖昧さが得意で慣れている。本当はまったく違ったことを感じているにもかかわらず、「大丈夫よ」とごまかしているのだ。だが、モーニング・ページは具体的になるよう促す。あなたは「大丈夫」と言う代わりに、「怒ってる」「困惑している」「脅かされている」自分に気づくかもしれない。何一つとして「大丈夫」ではないのだ!/自分の感情に名前をつけ、はっきり言葉で主張することを学ぶと、感情にさほど圧倒されなくなる。否定的な感情を受け入れると、それを悪いものとしなくなる。「私は脅かされている」「私は妬んでいる」「頭にきている」などと自分が書いているのに気づくかもしれない。無視していた感情を自覚するようになると対処しやすくなる。不意打ちを食わなくなるからだ。困難な感情を探求し、表現するためにモーニング・ページを使うとき、あなたは、自分に正直になる貴重な技術を自らに教えているのだ。

p18
とにかく、目が覚めたらできるだけ早くモーニング・ページに取り掛かろう。早くはじめればはじめるほど、モーニング・ページの効果は大きくなるだろう。

p20
子供向けの本屋は、興味深いテーマを探すのにぴったりだ。店の楽しい雰囲気は、私の遊び心をくすぐり、さまざまな話題を探求しなさいと励ましてくれる。

p26
アーバン・ハイク(都市の中でのハイキング)

p41
サリーにとって、アーティスト・デートで画材店に行くには大変な勇気が必要だった。「店に入るのにとても緊張しました。四回ほどドアの前を通り過ぎたくらい」と彼女は告白する。「笑われるかもしれませんが、自分が入るのを許されているとは信じられなかった」

p42
子供の頃の自分を思い出せば、自然に冒険心とのつながりを取り戻すことができる。子供の頃の記憶は具体的なので、積極的に探求すれば、自分の本当の情熱を見いだす手がかりがあることに気づくことが多い。

p44
私が最近フェイスブックに、「初心者になるのに遅すぎることはない」と投稿したら「いいね」の洪水だった!

p47
シルヴィア・プラスは「創造性の最大の敵は自信を失うことだ」と述べた。多くの人々にとって、否定的な内なる声は恐ろしい敵である。

p49
私の生徒たちも、内なる検閲官に名前をつけて論じるのが楽しいことを発見した。名前をつけると、検閲官は小さくなり、しばしば簡単に退けることができる漫画の登場人物に変わる。

p61
アーティスト・デートはほぼ即時に自由の感覚を味わえるとても強力なツールだ。ありきたりの小さな冒険でも、ほんの一時間投資するだけで、意義深いリターンが得られる可能性がある。必要なのは、積極性を持って家の外に踏み出すことだけだ。

p64
「人生は小さな変化によって形づくられている」

p71
「部屋を贅沢にしたければ、家具をそろえるのではなく捨てたほうがよい」

p71
「役に立つかどうかわからないというものや、美しいと信じられないものを家の中に持っていてはならない」というウィリアム・モリスの意見も参考になるだろう。

p77
自分の創造性を活用し、自分自身を良いほうに広げていると、他人の問題に関わっている暇はない。

p79
モーニング・ページは「整然とした良い指示(good orderly directions)」を生み出す。

p79
「あなたの未来の秘密は日々のルーティンの中に隠されている」

p79
毎朝、自分が抱えている喪失感や混乱、興奮、驚き、後悔などについて書くのは、形而上でお祈りをしているようなものだ。

p117
好きなもののリストをつくると、あなたは自分が何者であるかを思い出す。本物の自己が前に踏み出すのだ。「それを好きなのは私です」と宣言するだろう。好きなものを思い出すとき、自分の真の価値を思い出す。

p131
メモワールに取り組んでいる最中、二〇代前半から半ばにかけて、「自分にはちゃんと意見がある」と考えていたことを思い出した。

p133
重要なのは、モーニング・ページを誰にも見せず「自分のためだけに」とっておくこと。たとえどんなことでも自由に書くことが大切である。検閲されていないからモーニング・ページは有効であり、一部の人が書いてすぐにシュレッダーにかけたり、燃やしたり、リサイクルに出したりするのはそのためだ。

p138
努力せずに自己表現できた方法はどんなものだったでしょう?努力して自分の真実を表現する方法はどんなものでしたか?

p145
誰にとっても、本当に必要なのは、最初の小さな一歩を踏み出す勇気である。その一歩が次の一歩に、そしてまた次の一歩につながっていく。

p145
「自分自身を信頼するやいなや、あなたは生き方を知る」

p153
あなたが変われば、状況も変わる。強烈な関係はすべてモビールのように働く。あなたは他のものに影響を与えずに、一つだけ動かすことはできない。だから、状況は悲惨で、自分は無力だと感じるかもしれないが、あなたはそれを変える潜在力を持っている。[…]「物事はひとりでには変わらない。私たちが変えるのだ」

p155
そもそも私たちがクレイジーメーカーと手を組むのは、自信喪失からである。新たに非難を浴びせられるたびに、自信喪失は深まる。

p156
自分自身が感じたことを記録すれば、もはやあなたはクレイジーメーカーの “クレイジーな” 現実感の犠牲者ではなくなる。

p163
成功は二つの単純なルールに要約できると言われてきた。一つ目は、何かをはじめること。二つ目は、やりつづけることだ。

p173
モーニング・ページを書いていると、夢がフラッシュバックしてくることに気づくことが多い。幸いにも、夢と一緒に、夢を実現する力も湧いてくることが多い。

p187
モーニング・ページを書くのは祈りの一形態だ。

p190
かのジョン・F・ケネディも言っている。「フィットネスは、健康な体のもっとも重要な鍵の一つであるだけではない。ダイナミックで創造的な知的活動の基盤なのだ」。

p213
一見無意味に見えても、とにかく気まぐれなアイデアに従ってみることを勧めたい。気まぐれを許すことは、理屈抜きで楽しむ訓練である。頭の固い人には難しいかもしれないが、私たちをハッピーにしてくれる。

p239
プロジェクトに取り組んでいるとき、私たちは、それが流動的だという単純な事実を忘れがちである。プロジェクトは生き物だ。

p246
カウンティングは文字通りの意味で、入ってくるお金と出ていくお金を余すところなく数える。

p250
「セルフコンパッション(自分への思いやり)とは、他人に与えるのと同じ思いやりを自分自身に与えることである」

p252
こうした混乱の瞬間を持つのはありふれたことである。そんな人に対して私は、「次の正しいこと」をしなさいと言う。全体像に焦点を当てるのではなく、小さな一歩に焦点を当てるのだ。ほとんどの人にとって、小さな一歩を踏み出すのはそれほど難しいことではない。次の正しいことは、とても簡単なこと(ベッドメイク、皿洗い、ゴミ出しなど)かもしれない。それぞれの小さな一歩は、次の小さな一歩を示唆する。たとえば、ベッドを整え終わると、服を吊るす必要が出てくる。あるいは、その反対に、服を吊るすと、次にベッドメイクが待っている。これらの行動は小さすぎるとか簡単すぎると思えるかもしれないが、一旦体を動かすと、次の動きにつながっていく。ゴミを出すとかシャワーを浴びるといったごく単純な行動でさえ、必然的に別の行動につながる。

p254
この “サンドイッチ・コール” のトリック__友人に電話をして一つの行動を約束させ、やり終わったら、電話で報告させる__を軽んじるべきではない。

pp258-259
純粋に楽しむための遠征であるアーティスト・デートは、軽薄に思えるかもしれない。けれどもワークショップの生徒たちの多くが「初めて高次のパワーと意識的に接触したと感じたのは、アーティスト・デートの最中だった」と報告する。アーティスト・デートが慈悲深い宇宙の感覚をもたらすのは事実だ。/アーティスト・デートで探求できる話題は、メモワールによる振り返りで必ず浮かび上がってくる。そして、具体的に「思い出す」 ツールであるアーティスト・デートは、過去とつながるためにも現在を燃焼させるためにも、すこぶる強力な武器になりうる。

p265
創造性の回復に着手するときには、自分自身の周囲に “聖なる輪” を描く必要がある。友人の多くは、あなたが描く境界線を理解しないだろう。でも、自分の新しい活動を守らなければいけない。たとえば、アーティスト・デートは、好奇心旺盛な友人と一緒ではなく、一人で行くものだ。

pp268-269
自分自身のために新しい目標を設定すればいいのだ。そうすれば、刷新された活力の感覚を取り戻すだろう。

p269
モール・ウォーキング(ショッピングセンター内を一人または集団で歩くこと)

p273
自分の時間を持っていた主婦は、夫が退職すると、突然、監視下に置かれ、批判的な目で見られているような気分になるかもしれない。

p277
自分の痛みについて書くことで、私たちは傷をエネルギーに変える。そうすれば、そのエネルギーを活用して自分を癒し、長年の夢に向かって痛みを乗り越えていけるだろう。

p279
「注目されるのは良いことだ」と考えるのは間違っている。同情への依存は弱さにしがみつくことである。

p293
「何も変えなければ、何も変わらない」とアンソニー・ロビンズは言った。

p303
今日、達成できる小さな目標を一つ選ぼう。それに名前をつけ、やり遂げよう。

p312
「導かれている」と感じたことがありますか?