GCP で Pleroma を構築する7(成功)
Google Cloud Platform(GCP)で Pleroma の構築に挑戦するシリーズ。あれこれ試してずっとうまくいっていなかった。
そしてついにできた。
(1)GCP のインスタンスを作成。
Region:us-west1 (Oregon)
Zone:us-west1-a
Machine configuration
・Machine family:General-purpose
・Series:FIRST GENERATION>N1
・Machine type:g1-small (1 vCPU, 1.7 GB memory)
Boot disk:Public images で、Debian GNU/Linux 10 (buster); Standard persistent disk 20 GB
Firewall
・Allow HTTP traffic:チェックを入れる。
・Allow HTTPS traffic:チェックを入れる。
Networking
・Network interfaces:default をクリック。External IP で “External IP” を選択。“Network Service Tier” は “Premium” のままにしておく。
ドメインは別途取得済み(サブドメインを使う)。
(2)公式ガイド(英語)に従ってインストールを進めていく。
Installing on Debian Based Distributions – Pleroma Documentation
https://docs-develop.pleroma.social/backend/installation/debian_based_en/
その時のメモ。
・Elixir と Erlang のインストールの前に、wget をインストールしておく。$ sudo apt install wget
・Nginx のインストール前に、最初に Pleroma を立ち上げるが、一旦 Pleroma を終了するには control + c 。
・$ sudo certbot certonly --email <your@emailaddress> -d <yourdomain> --standalone
コマンドの前に、一旦 $ sudo nginx -s stop
で Nginx を停止させる。
・Nginx の立ち上げの前に /etc/nginx/sites-enabled/pleroma.nginx を編集し、5箇所の example.tld を自分のドメインに変更しておく。
これで無事にインストールが完了したし、ユーザーを追加でしたし、投稿もできた。
インストール完了直後にサイトにアクセスすると、Nginx が 502 Bad Gateway などと表示される。ここで失敗したと思わない。数分(3分程度)待つとちゃんと Pleroma が起動する。そう、Pleroma のサービス起動には少し時間がかかるのだ。この前 Debian Stretch でやったとき、ここでページが表示されないから失敗したと思ったが、おそらく数分待っていればちゃんと動いていたと思う。
GCP での Pleroma インストールで得た教訓をまとめよう。
・Machine type は f1-micro ではメモリー不足になるので g1-small にする。
・インストールは個人のブログとかを参考にするのではなく、公式ガイド(英語)が一番確実。
・OS は Pleroma 公式ガイドでは Debian Stretch となっているが、Debian Buster でやればいい。
・最後の Pleroma のサービスの立ち上がりには時間がかかるので数分待つ。
・GCP はスクラップ・アンド・ビルドでサクサクっと実験できるから便利。
初期設定などについては次の投稿にまとめる。
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