======DTPの勉強部屋 第47回勉強会====== [[https://study-room.info/dtp/dtp047/|第47回勉強会 | DTPの勉強部屋 | study-room]] [[https://twitter.com/hashtag/studyroom047|#studyroom047 hashtag on Twitter]] =====Session 1===== 「印刷・紙好きがオススメする注目の印刷、紙、加工とは?」 スピーカー:津田淳子さん =====Session 2===== 「カラーマネジメントの考え方と実践」 スピーカー:島﨑肇則さん =====Session 3===== 「Illustrator大好き・はむこさんの「○△□でなにつくろ?」名古屋出張版」 スピーカー:hamkoさん ペンツールは自由度の高いツール。個人個人のスキルに依存し、操作結果に差が出やすい。 ====アピアランス==== Illustrator 上のオブジェクト全般をアピアランスと呼ぶ。 アピアランス;アピアランス属性の組み合わせ アピアランス属性 ・線 ・塗り ・不透明度 ・効果 アピアランス属性;「アピアランス」パネルで操作 基本アピアランスとは ・線と塗りの項目が1つずつ ・塗りの項目より線の項目が上 ・効果はなし ・不透明度がすべて「初期設定」 基本アピアランスでないと扱えない機能がある。 基本アピアランスかどうかは、レイヤーパネルでターゲットアイコン(各レイヤーの右の丸いアイコン)が白抜きなら基本アピアランス。グレーなら基本アピアランスではない。 アピアランスパネル ・上から順番に演算されている。 ・3つのエリアに分かれている。線と塗りのエリアを境に、それより上とそれより下。 3つのエリア;1番上=描画前 ・線も塗りもないパスに形状をコントロールする効果 ・3D、SVG フィルタ、ドロップシャドウ、トリムマーク、ラスタライズ、Photoshop フィルタ等は使わないほうがよい 3つのエリア;2番目=描画 ・線や塗り ・「描画前」エリアに効果があれば、その処理した形状で描画 ・個別に効果や不透明度を設定できる ・線、塗り単位で重ね順を変更できる ・前面から背面に描画していると考えると分かりやすい 3つのエリア;3番目=描画後 ・線や塗りで描画した結果に対して、効果や不透明度を設定できる ・オブジェクト全般に対して効果や不透明度を設定したいとき アピアランスの注意 ・効果の位置によって結果が変わる;変形、ワープ、旋回 ・例:「変形」効果を描画前と描画後に行った場合で、結果が異なる。 https://www.youtube.com/watch?v=VxwIXKko5q0 「ワープ」効果でおにぎり https://www.youtube.com/watch?v=odqWjyiqLec 「ワープ」効果でタコウィンナー https://www.youtube.com/watch?v=REelbrXY0zU 「ワープ」効果;どの効果でどんな形になるか覚え、さらにどういう仕組みでその形になっているか考えてみるのも有効。 ====パターン==== パターンスウォッチ (1)オブジェクトをスウォッチパネルにパターンとして登録。 (2)そのパターンをダブルクリック。パターン編集モードに入る(上に「編集モードバー」と呼ばれるグレーのバーが表示される)。 パターン編集モード ・パターンがプレビューされる ・パターンの編集はオブジェクトを直接編集、あるいはパターンオプションパネルで。 ・タイルの種類を変更できる。 ・タイルの種類は5種類だが、2つに分類できる。長方形のタイルと六角形のタイル。 長方形のタイル ・グリッド状のモチーフを、縦あるいは横に配置。 六角形のタイル ・六角形のモチーフを、縦あるいは横に配置。 ドットパターンを作る (1)円を描く。 (2)1をスウォッチに登録。 (3)2をダブルクリック。 ・「幅」「高さ」でタイルの大きさを調整できる。 ・「オブジェクトにタイルサイズを合わせる」にチェックを入れると、オブジェクト同士の間隔を基準にタイルの大きさを調整できる。 ・再度「オブジェクトにタイルサイズを合わせる」のチェックを外すと、タイルの大きさの数値に変換できる。 ・左上の「パターンタイルツール」ボタンをクリックすると、数値ではなくマウスで感覚的にタイルの大きさを調整できる。 パターン編集モードから抜けるには 1:編集モードバー左上の左矢印キーをクリック 2:編集モードバーの完了ボタンをクリック。 3:編集モードバーの何もないところをクリック。 4:Esc キー。 デフォルトで入っている単純なドットパターンは「スウォッチパネルのオプションパネル>スウォッチライブラリーを開く>パターン>ベーシック>ベーシック_点」にある。 45 度のドットパターン(方法1) (1)オブジェクトを選択 (方法2-1)回転ツールのアイコンをダブルクリック (方法2-2)オブジェクト>変形>回転 ・角度を 45 度にし、オプションを「パターンの変形」のみにチェックを入れる。 https://www.youtube.com/watch?v=RDtTx3pwERc パターンに変形が使える。 45 度のドットパターン(方法2);効果を使う。 https://www.youtube.com/watch?v=jKNSUXKz2oI パターンの変形に関しては「描画後」のアピアランス属性に対して掛かっていることに注目(描画前に掛けても変形できない)。 パターンの変形に効果を使うことで、再編集が可能。効果を削除すればリセットもできる。 パターンの変形は「環境設定>一般>パターンも変形する」等、アプリケーション内で設定できるメニューが何カ所かあり、すべて連動している。チェックをした状態でパターンが適用されたオブジェクトを変形すると、パターンも形が崩れてしまう。 https://www.youtube.com/watch?v=8TMgXWysaHU 45 度パターンを作る(方法3);レンガ(縦)タイルを使う。 ・パターンオプションで「レンガ(縦)」を選択し、横の間隔と縦の間隔の比率が1:2となるようにする。レンガオフセットは 1/2 。 ・回転を掛けなくてもできる! https://www.youtube.com/watch?v=GfifAyJwRCM アーガイルパターンの作り方 https://twitter.com/hamko1114/status/1107536832596594688 少ないパーツで作れる和の文様;七宝(しっぽう) ・円の塗りからスタート;線でパターンに登録すると線幅も含んでしまい、後で変更する際ずれが生じる。 ・途中円をクリックし、Shift + x で塗りと線を入れ替える。 https://www.youtube.com/watch?v=rY9OZjcRhYc 少ないパーツで作れる和の文様;七宝(しっぽう)塗りあり https://www.youtube.com/watch?v=J4lidmuMOJ0 ↑この作業の最後に以下の警告ダイアログが出てくるが OK をクリック。 ☆スクショ ・パターンは基本アピアランスしか登録できないので、「分割してもいいか」という警告。 ・効果の掛かっていないパターンを保存しておきたいなら、複製を保存しておいたりすればいい。 ・分割されているので、各パーツを色分けできたりする。 少ないパーツで作れる和の文様;青海波(せいがいは) https://www.youtube.com/watch?v=yx05lw4Xrcw ====シンボル==== 繰り返し使うパーツをシンボル化し、インスタンスとして配置する。 マスターとインスタンスで親子関係。マスターシンボル、シンボルインスタンス。 シンボルには「スタティックシンボル(従来型シンボル)」と「ダイナミックシンボル」がある。 ダイナミックシンボル ・インスタンス側でオブジェクトのアピアランスを変更できるシンボル。 ・同じ形でカラーバリエーションを作成する際に便利(?) ・シンボルパネルのシンボル右下にプラスマークが表示される。 ・パネルからドラッグアンドドロップでインスタンスを配置。 ・ダイレクト選択ツールで選択し、インスタンスの色を変えたり変形ができる。 マスターシンボルの変更 (方法1)インスタンスパネルでダブルクリック (方法2)インスタンスを選択、コントロールパネル(上のバー)の「シンボルを編集」 ・パーツの追加、削除が可能。 ダイナミックシンボルの注意点 ・インスタンス側でアピアランスを変更すると、マスターシンボルのパーツのアピアランスと連動しなくなる。 ・変形処理、シンボル更新、複製などは「線幅と効果を拡大・縮小」の ON/OFF によりその都度結果が変わる。 ・マスターシンボルのパーツでアンカーポイントの数が増えると、インスタンスは強制的にリセットされる。 必要なとき以外はスタティックシンボルにするのがベター。 ----- [[https://www.vecteezy.com|Design Credits: vecteezy.com]]