Raspberry Pi Zero W で監視カメラ
Raspberry Pi に motionEyeOS をインストールしたことを書いた。
[Raspberry Pi] motionEyeOS で監視カメラ – with a Christian Wife
https://wacw.cf/2017/03/05/raspberry-pi-motioneyeos/
あのときは Raspberry Pi 3 Model B(以下 Pi 3)にインストールしたんだけど、監視カメラの性質上 24 時間稼働させておくことになる。Pi 3 を使うのはオーバースペックな気がしたので、Pi Zero W にインストールし直すことにした。
motionEyeOS は Raspberry Pi のモデルごとに別個のイメージファイルが用意されている。Pi Zero W は Raspberry Pi(無印)用を使うみたい。
Releases · ccrisan/motioneyeos · GitHub
https://github.com/ccrisan/motioneyeos/releases
motionEyeOS は初期インストール時は有線 LAN 接続が必要なので、仕方なくUSB・有線 LAN 変換ケーブルを使ってネットへ接続。 Pi 3 の時と同じように、WiFi の設定をした上でリブートすると WiFi に接続できるようになるはずだ。
ちなみに、motionEyeOS は初期セットアップで有線 LAN を接続せずにブートすると、何度もリブートを繰り返す状態になってしまう。こうなると強制的に電源を引き抜いて止めることになるので、あらかじめ有線 LAN をちゃんと接続しよう。
さて、これでうまくいくはずだった。最初から WiFi を内蔵している Pi Zero W は電源と USB カメラを接続するだけでいいはずだった。
実際は WiFi に全く接続できませんでした。Pi 3 なら普通にできたのに・・・。USB ハブで WiFi アダプタを使えば WiFI に繋がるのかもしれないが、それに追加投資するのはもったいないし、そもそも WiFi 内蔵の Pi Zero W の真価を発揮できていない。
コンソールからいじって WiFi に接続しようと試みたが、公式 WiKi に説明があるとおり、motionEyeOS は監視カメラ用にカスタマイズされた OS で、ユーザーが sudo でいろいろいじったりできないようになっているみたい。
FAQ · ccrisan/motioneyeos Wiki · GitHub
https://github.com/ccrisan/motioneyeos/wiki/FAQ#command-line–shell-access
この WiKi を読んでいると、「カスタマイズしたい人は motionEye を使ってください」(If you need to further customize your setup, installing motionEye on a common distro is recommended.)を書かれている。どうやら、motionEye とやらを Raspbian にインストールして使えばいいみたい。しかも、使い勝手は motionEyeOS とほとんど同じようだ。ネーミングがほとんど同じなので混乱しやすいが、motionEyeOS が motionEye 専用に使うための OS のことであり、motionEye は Raspbian などの他の OS 上で使うアプリケーションのことである。
ということで、Raspbian で motionEye を使ってみることにした。
インストール方法としては、以下の公式サイトに従おう。私の場合はコマンドにすべて sudo を付ける必要があった。一番最初の ffmpeg のインストール部分は飛ばしたけど問題なかったみたい。
Install On Raspbian · ccrisan/motioneye Wiki · GitHub
https://github.com/ccrisan/motioneye/wiki/Install-On-Raspbian
参考:
らずぱい motionEye (Web UIベースのカメラサーバ) – Qiita
http://qiita.com/mt08/items/96207abfba91954b50d4
手順をすべて完了後、http://<Raspberry Pi の IP アドレス>:8765/ にアクセス!