[読書メモ]『金持ちのヤバい資産形成術』
p5
一般の人というのは、驚くほど税金に関しての知識がありません。特にサラリーマンの場合は、自分の税金を自分で申告する機会がほとんどないので、国の意のままに税金を取られているのです。[…]一方、金持ちは税金に関して非常によく研究しています。そして、金持ちを助けるプロパーも多数存在し、彼らも税金や資産管理について、高度な知識、テクニックを持っています。
p26
金持ちというのは、あまり「脱税」はしません。[…]なぜ脱税をする人がいるのか、というと、急に儲かった人、急に金持ちになったような人は、節税の知識がないことが多いからです。[…]慌てて脱税をしてしまうのです。
p31
金持ちは、自分の資産をなるべくいろいろな種類に分散しておきます(このような組み合わせをポートフォリオと言います)。
p49
金持ちの4分の1が開業医なのです。
pp142-143
日本では 5000 万円以上の海外資産を持っている人は申告をしなければならない義務があります。しかし、この申告をしている人は、現在のところわずか 8000 人しかいないのです。/日本にはミリオネアが 280 万人以上いるとされ、その中には海外に資産を移している人もかなりいると見られます。海外資産の申請者 8000 人というのは、1% 以下であり、あまりに少なすぎます。
p146
国際通貨基金(IMF)は、2010 年の発表で、南太平洋などの島嶼(とうしょ)部のタックスヘイブンだけで、18 兆ドル(1800 兆円)の資金が集められているとしています。/18 兆ドルというのは、世界総生産の約3分の1に当たる巨額のものです。
p171
消費税というのは、収入のうち消費に回す割合が多い人ほど、税負担率が高い「逆進税」です。つまり、収入の多くを預金や投資に回すような富裕層には税負担が低いのです。
p174
日本は、巨額の財政赤字を抱えている一方で、個人金融資産は 1700 兆円もあります。計算上、一人あたりの金融資産は 1000 万円を超え、アメリカに次いで世界第2位です。