2つの鍵の開け方
この夏はマンションから戸建てに引っ越した。戸建てになって変わったことの一つが、(小さなことだが)玄関の鍵が1つから2つに変わったことである。ドアに上下2つ鍵穴が並んでおり、それらは1つの鍵で開けるが、ピッキングするには苦労が2倍になるわけだ(だから住む側としては安心できる)。
鍵が2つになっても、在宅中は1つしか鍵をかけていない。不在の時のみ2つとも鍵をかける。
ここでお分かりの通り、状況によって鍵のかかりかたが以下の2パターンあることになる。
i) 1つのみかかっている
ii) 2つともかかっている
我が家はワイフと2人で暮らしているので、帰宅時に相手が家にいるとは限らない。すなわち、鍵が1つかかっているか、2つかかっているかが、分からない時がある。
1つ鍵がかかっているか、2つ鍵がかかっているか、分からない状況でいかに最小限のアクションでドアを開けることができるか。それは数学的に考えれば至極単純なことである。
すなわち、1つ鍵がかかっているか、2つ鍵がかかっているか、分からない状況でも、必ず1つは鍵がかかっている。だから、まずは1つ目の鍵(1つだけ鍵をかける時の鍵)回して開け、それと同じ回転方向で2つ目の鍵を回す。2つ目の鍵がかかっていれば鍵は開くし、もともと開いていれば単に開いたままだ。そして、ドアを開けば必ず開く。手順をまとめると__
①1つ目の鍵を開ける
②2つ目の鍵を開ける(①と同じ回転方向に回す)
③ドアを開ける
この方法が賢いのは、最初の鍵を回した段階で、鍵を回す回転方向を確認できることだ。たまに、時計回りだっけ、反時計回りだっけと、迷うことがあるからね。
人というものは横着をしがちで、1つ目の鍵を回した段階でドアを開けようとしがちである。2つ目の鍵がかかっていなければドアは素直に開くが、鍵がかかっていれば結局鍵を開ける羽目になる。ここで鍵を開ける回転方向がどちらか分からなくなり、鍵を回したりドアを開けたりを繰り返して訳が分からなくなる。1つ目の鍵は実はあいていたのではないか、とよけないことを考えてしまったりする。
冷静にロジカルに考えよう。