[読書メモ]『ケンブリッジ・オックスフォード 合格基準』
p16
摂取量を間違えたら毒になるものは世の中にあまりにもたくさんある。
p17
毒殺は今より昔の方が、特に支配階級の間で人気があった。その理由の一つは、召使いを裏通りの薬屋へ砒素を買いに行かせても何も問い質されることがなかったからだ。また、死因が本当に毒殺によるものかどうかを断定するのが今よりはるかに難しかったということもある。
p28
ロックバンドを売り出すときに私ならまず第一に、バンドの「引っかける力」は何か、つまりバンド独自の売り(ユニークセールスポイント、USP)は何かを考える。
p49
ここが忘れてはいけない肝心な点だが、革命は私一人で起こす必要はないのだ。私がすべきことは、私の考えをみんなと共有し合うことだけだ。多くの人が同調してくれれば変化は訪れ、勢いがついて誰も止められなくなる。
p71
左右の目が微妙に違う光景をとらえることを専門用語で両眼視差と呼ぶが、注目すべきは、脳内でその二つが融合されて奥行き感のある一つの光景を作り出しているということだ。
p90
民間企業でも動機ばかりを強調すると、短期収益主義に従ってダメージを受けることがある。たとえば、たいていの企業理論家は株主価値の最大化(shareholder value maximisation、SVM)という理念を信奉している。
p146
確かに、多くの場合詩はとてもとても難しくて理解できない。
p159
オイラーの鋭い考察のおかげで、さまざまな学問分野において答え場すべて出揃っていなくても探求はできるということが分かった。マイナス1の平方根という虚数が何であるのか、その中心のところはまだ謎かもしれないが、だから使用できないということにはならない。
p161
歴史研究はごくわずかな手がかりから全体像を構築していくことが多い。
p181
ウォルマートは巨大ではない。超巨大なのだ。