InDesign で年賀状【2018年年賀状版】
去年 InDesign で年賀状を作成したことについて書いた。
InDesign で年賀状 – with a Christian Wife
https://wacw.cf/2016/12/11/nengajo-with-indesign/
今年もワイフの年賀状作りをする。多少使用ツールが変わったりしたので、改めて InDesign で年賀状を作る方法のメモを書いておく。なお、文面は Illustrator で作成した。
使用環境は InDesign CC 13.0.1 だ。
(1)位置合わせ用の適当なはがきの宛名面をスキャンする。
(2)InDesign ではがきサイズ(100x148mm)のドキュメントを新規作成。
(3)1の画像を2に配置し、データ(郵便番号、住所、名前・・・)を置くテキストボックスを作る。郵便番号は前半3桁と後半4桁で分けたほうが位置合わせがしやすい。
(4)Excel で住所録を作成する。郵便番号は前述の通り3桁と4桁で分けておくといい。また、数字は半角、住所の –(ハイフン)は半角、などとルールを決めておく(あとで InDesign 上で整形しやすくなる)。
また、空白セルがあると、InDesign への取り込みの際にエラーが出るので★マークのような記号でも入れておく。空白セルにのみに、一括して★マークを入れるには以下の方法を使えばいい。
エクセルで空白や空白以外のセルを一気にまとめて置換する方法
https://tonari-it.com/excel-jump-replace/
(5)4をを csv で保存。Sublime Text で開いて確認してみると、その csv のエンコードが UTF-8 になっていた。おそらく、英語版の Excel を使用しているせいかもしれない。なので、Sublime Text で UTF-16 BE にエンコードし直し、保存した。文字コードを UTF-16 BE にしないと InDesign で読み込めないからだ。
Sublime Text – A sophisticated text editor for code, markup and prose
https://www.sublimetext.com/
Sublime Text 3 のステータスバーに文字コードを表示する方法 (ついでに改行コードも) | R
https://beadored.com/sublime-text-3-character_code/
InDesignのデータ結合でエラーが出た時に見る備忘録 – 503DESIGN
https://503dg.jp/blog/design/indesign-data-merge-error.html
(6)InDesign で「ウィンドウ>ユーティリティ>データ結合」でツールボックスを表示する。オプションメニューで「データソースを選択」をクリック。5の csv ファイルを選択。
テキストボックスを選択した上で、データ結合ツールボックスの該当するデータをクリック。これをくり返す。
取り込み前のプレビューができるので、この段階で試しに印刷してみるといい。おそらく郵便番号などがずれるはず。うまくいくまで、位置調整とテスト印刷を繰り返す。
また、郵便番号、住所、宛名に、それぞれ段落スタイルを作っておく。
(7)いいなと思ったら、「結合ドキュメントを作成」ボタンでデータ結合のデータを取り込む。
(8)テキスト整形をしていく。
・先ほどの★を置換で削除。
・住所の –(ハイフン)は「の」に置換した(例;1-2-3 →1の2の3)。そのほうが数字との混同もないし、見やすい自体を探すのも大変なので、「の」にしてしまったほうがいい。
・住所の数字は算用数字のままにした。そして2桁までは縦中横にし(段落スタイルで設定)、3桁以上は文字スタイルを当てて1文字ずつ 90 度回転。3桁以上の数字を正規表現で検索するには以下のようにする(3〜5桁の半角数字を検索する場合)。
検索文字列:\d{3,5}
正規表現サンプル(桁数を範囲指定して数字を検索する)
http://hodade.com/seiki/page.php?s_suuji3
位置の微調整をして完成だ。