[読書メモ]『「婚活」がなくなる日』
p41
エフィカシーとは「自分の脳力に対する自己評価」という意味ですが、「自分に対する信頼をもてるか?」という意味だと思っていただければいいでしょう。
p58
精神医学や心理学で使われる「認知行動療法」
p64
たとえば、宗教の「教義」(宗教の教え)を先に信じた人は、神が存在する証拠を見つけ、「ほんとうに神はいる!」と喜び、いっそう信頼を深めます。しかし、それはほんとうに自分で見つけたわけではなく、先に教義を信じたために、ほんとうは関係ない現象が「奇跡」に関連づけられて「ひと連なりのもの」として見えてしまうからです。これは占いも婚活も全く同じで、「最初に悩みを言い当てられる」ことで、お客がその占い師そのものを信じてしまうようなものです。先に占いを信じるから占いが当たったことばかりが目に入る。
p65
このようなカウンセリング的な技法を使って客と接する占い師は、客との信頼関係(心理学用語ではラポールといいます)をつくるために、客がもつ精神的な枠組みを否定したりはしません。だから、結婚するという目的をもって婚活に励んでいる人は、それがますます強化されるようなことを言われる可能性が大きいのです。
p96
人はなぜ異性を好きになるのでしょうか?/これは、機能脳科学的にも証明されていますが、女性の男性認識の原点は、父親にあります。物心ついたときに一番身近な存在で、一番はじめに異性として認識する存在だからです。だから、女の子が成長して、はじめて男性と交際するときには、父親と似た男性に惹かれることになります。そしてその男性と別れて次の男性と付き合うとき、今度は最初の男性と似た男性を選ぶのです。これを繰り返すことで、女性は父親の影響からだんだん離れていきます。このように、私たちの認識は、記憶がつくっているということがよくわかります。
p117
盲点(スコトーマ)
p128
最低限の教養をつけるためにも、大学は出ること。つまり、[…]「言語運用能力」をつけるためです。
p135
このような並べ替えのことを、私たちは「重要性関数」と呼んでいます。人間は、自分に見えているものが「世界」だと思っていますが、その認識は、無意識のうちに自分自身が並べ替えている「見たいもの」にすぎないのです。
p165
借りのゴールを設定しながら、ほんとうのゴールを目指す
p174
ゴールは数多くつくり、そこからさらに抽象化を始めよう
p179
「いままで“神”だと思っていた人が、神でなくなる」という体験が、脱婚活洗脳ワークをするとしばしば訪れます。