[読書メモ]『ディズニーランドの経済学』
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お客様、これはイミテーションです。ご安心ください、ホンモノではありませんから。どうぞ、お手にとって、握るなり、かじるなり、なんでもしてください。でも、これを身につけるときは、堂々と胸をはってください。胸をはってこれみよがしに見せればホンモノ、後ろめたそうに目をそらせばニセモノ、それだけのことです。だいたい、この世にホンモノのダイヤをホンモノらしくつけられる人が何人いますか。何の遠慮もいりません。お客様のような方が身につければ、それだけでもうホンモノです。もし、「ホンモノですか?」って聞かれたらどうするかといいますと、そりゃ、こう答えるんですよ。「これは、ほんのガラス玉です」