ConoHa VPS に Mastodon をインストール(失敗)
話題の Mastodon のインスタンスを自分でも立てたい。
最初は VMware Fusion でローカルでテストしてみたが、インストールがどうもうまくいかなかった。私は Linux サーバーの知識はほぼゼロなので、いろいろなサイトを参考にしてもどうしてもうまくいかなかった。
それでも実際に VPS 上ではうまくいくかもしれないと、早速 ConoHa の VPS を使ってみることにした(VPS を使うのは お名前.com のものを使って以来だ)。これもいろいろな情報を頼りにやったけど、途中でエラーが出たり、やり方が分からなかったりで止まってしまう。公式のインストール手順(英語)に従ってもうまくいかず。
ここまでで3日以上ずっと試行錯誤を繰り返してヘトヘトになった。途中何度「やっぱり諦めようかな」と心が折れそうになったことか・・・。
そもそも、ConoHa の VPS には簡単に Mastodon をインストールできるオプション(テンプレートと呼ばれる)が用意されている(そのため ConoHa を選んだ)。
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https://www.conoha.jp/
一度この方法も試してみてうまくいかなかったが、いろいろ試したあと最後にもう一度やってみたら、ついにページの表示まではできた。おそらく、試行錯誤の過程でいろいろ学んだからだろう。
やり方を忘れないうちにメモしておこう。
(1)ConoHa の VPS に契約する。
私は 1GB のプランにした。
(2)ドメインを取得する。
今回はすでに持っているドメインのサブドメインを使うので、ドメイン自体は取得済みだ。
(3)ドメインレジストラでサブドメインの設定をする。
今回はドメインレジストラとして Google Domains を使っている。Google Domains の管理画面で、対象ドメインの DNS 設定画面へ行く。
Nameservers は Use the Google Domains nameservers にしておく。
一番下の Custom resource records でサブドメインを設定する。たとえば、sub.my-domain.com だとすると以下のようになる。
NAME:sub
TYPE:A
TTL:1h
DATA:[ConoHa サーバーの IP アドレス]
(4)あとは ConoHa の公式マニュアルに従ってサーバーのセットアップをする。
Mastodonアプリケーションイメージの使い方|VPSならConoHa
https://www.conoha.jp/guide/mastodon.php
メール配信の設定では Gmail を使うことにもできる。
MastodonのメールをGmailから送る
https://qiita.com/ymmtmdk/items/aa0d300450d370a1eca0
セットアップ自体はすぐ終わると思う。Google Domains の DNS が浸透するまで時間が掛かることがある。私は1時間程度で設定したサブドメインにアクセスすると Mastodon の About ページへアクセスできた。この数日間の苦労は何だったのかというぐらいあっという間にできた。
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これで会員登録などができるようになるが、Gmail を送信メールとして使う場合はそのメールが送信元になる。一般公開する予定のインスタンスなので Gmail 以外を使いたい。でも、Gmail 以外を設定しようとするとうまくいかず、会員登録の際に認証用のメールが届かないのだ。
さらによく確認してみると、問題を見つけた。以下のコマンドでサービスのステータスを確認してみると、mastodon-streaming.service が failed となっており、ちゃんと動いていないのだ。
そんな感じでいろいろと不具合やらよく分からないことが最後まで残り、結局諦めることにした。自分だけじゃなくて、他の人にも使ってもらうサービスにしたいからね。またいつか再チャレンジしてみるのもいいかもしれない。