[読書メモ]『いい習慣が脳を変える』
pp21-22
ハビットを変えるとアティチュードも自動的に変わることがあるということです。
p29-30
人間の体は甘みを感じると太るようにできているのです。人工甘味料をとると、砂糖をとったときと同様に血糖値が上がるので、インスリンが分泌され、脂肪を蓄えやすい体に変えていきます。また体内のホルモンのバランスも狂わせ、食欲が抑えられなくなってしまいます。/1本のコーラとダイエットコーラのカロリーの違いなど微々たるものですが、肥満になりやすいように食生活を変化させてしまう人工甘味料には危険性がひそんでいるのです。
pp34-35
その人のゴールに合致していないことを無理やりさせようとするときは、それを促す強い力が必要になります。だからモチベーションという言葉を持ち出して、それを高めるように強要するということが起きるのです。
p35
本来、人間は自分のゴールに合致しないこと=やりたくないことは、やれないし、やってはいけないのです。
p40
自分のゴールが何かを見極めることが大事です。たいてい依存的な状況に陥ってしまうような習慣は、個人的な抽象度の低いゴールに向かってしまった結果です。個人的な喜びのために欲すること、それが煩悩です。
p50
貴族院の名残として今でも参議院には天皇陛下の席があって、衆議院にはありません。
p99
図鑑を眺め、それを見た後に、実際にその図鑑に載っている動物や物を見に行く。これも、アサンプション・アップデートです。アサンプションはある程度抽象化されているので、それを具体的なものに合わせて更新していくと、アサンプションが当たる確率がどんどん増えていきます。それは思考の抽象度を高める訓練にもなるのです。
p102
予定でいっぱいになっている人は、要するに行動の優先順位を自分で決められていない人です。/もともとスケジュールは相手がある行動を予定するものですので、それがいっぱいになっているのは、自分のための行動がまったくできないということになっているのです。
p115
読むべき本の量は、個人のゴールによっても異なりますが、私は1ヶ月に 100 冊以上の本を読むことをすすめています。そのくらいの知識の量を得てはじめて、現状のさらに外に向かって抽象的な思考を進めていくことができるようになります。
p119
ランキングの上位の本でしたら、多くの人たちが今関心を持っていることが何なのか分かりますし、比較的読みやすい本が並ぶので、大量の読書に効果がいいというメリットがあります。
p139
答えが分からない状態であれば、ランダムに選ぶのも、考えて選ぶのも本質的には同じです。
p161
じつに脳は、私たちの体が消費するエネルギー全体の 60% を使用するとされています。フル回転で脳を使えばその割合は 70~80% にも膨らみます。
p166
寝る前のお酒は絶対駄目です。アルコールを摂取するとドーパミンが出て、睡眠がとても浅くなります。脱水状態にもなりますので、さらに睡眠が妨害されます。
p178
現代人の食事は異常に高カロリーになり、ほとんどの人が食べ過ぎの状態です。
p179
現代人にとっての「食」は、単にビジネスに振り回され、流されてしまっている面が大きいのです。
【誤植】
p179
誤:振り回さされ
正:振り回され