[読書メモ]『睡眠のはなし』

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2007年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、30人に1人は睡眠薬の服用している。

iv
わが国では依然として眠らずに仕事をすることがやる気の証であり、美徳であるという考えが残っている。

iv
実験的には、徹夜をすると、簡単な判断に要する時間がビール大びん1本飲んだ状態に匹敵するほどかかるようになることが確かめられている。

vii-viii
睡眠に関する知識が広まってくるにつれて、私たちの睡眠に関する極端な期待もあってたとえ話が科学的事実と混同され、こうしなければいけないというような断定的な脅しや不安をあおるような話、憶測に基づく誤った健康法や睡眠法などが、この10年間非常に増えたのも事実だ。

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うつ病の人についての心身の機能を調べると、緊張が解けない状態が観測される。