[読書メモ]『西洋美術史入門・実践編』

p18
彼女がちょっと太っているのにもわけがあります。というのも、そのことによってヨーロッパの豊かさを示しているからです。

p50
結局、美術作品は、それを生み出し、かつ享受する社会があってはじめて成立するものであり、こうした社会性を抜きにしての美術史もまた成立しえないのです。

p51
美術史における中心課題は、「なぜその作品がその時代にその地域で描かれたのか」、また「なぜある様式がその時代にその地域で流行したのか」という点を思考することにこそあります。

p173
指導者アドルフ・ヒトラーは、よく知られているように若い頃には画家を志したほどですから、美術に高い関心を払っています。