FontExplorer X Pro 7.00
前回 InDesign を軽くする設定を行ったことを書いた。
InDesign を軽くする設定 – with a Christian Wife
https://wacw.cf/2020/03/13/how-to-use-indesign-lightly/
次にやったのがフォント管理アプリケーションの導入だ。
以前 FontExplorer X Pro 5 を使っていたので、それを再インストールしようとしたら、最新の macOS Catalina（Version 10.15.2）ではインストールができなかった。どうやら最新のバージョン７を使うしかないようだ。
とりあえず１ヶ月間トライアルを使って、良さそうなら購入をしよう。
（１）アプリケーションのダウンロードは公式サイトで行う。この際名前とメールアドレスの登録が必要となる。
FontExplorer® X Pro – FontExplorer X Font Management Software
https://www.fontexplorerx.com/download/
（２）インストール。
（３）初回起動時に FontExplorer X Pro Setup Assistant が起動する。
・Organize Font Files のチェック入れない。
・Import Fonts で FontExplorer X Pro で管理したいフォントを登録する。とりあえずデフォルトで OK 。
・Discovery engine はとりあえず実行せず。
・Clean caches を実行。再起動。
なお、Import Fonts でデフォルトで登録されているのが以下の３つのパスだ。
・/System/Library/Fonts/ →触らない
・/Library/Fonts/ →すべてのユーザーが使える
・/Users/[ユーザー名]/Library/Fonts/ →そのユーザー専用。FontBook で追加したフォントもここに入っていた。
参考までにその他のフォントファイルへのパスを以下にメモしておく（FontExplorer X Pro で管理したければ、これらも Import Fonts の画面で登録する）。
・/Users/[ユーザー名]/Library/Application Support/Adobe/Fonts →Adobe アプリ専用だが、非推奨。
・/Applications/Adobe InDesign 2020/Fonts →InDesign 2020 専用
・/Applications/Adobe Illustrator 2020/Fonts →Illustrator 2020 専用。デフォルトではないフォルダーなので自分で作成。
（４）FontExplorer X Pro を起動。
Source(s) of interference detected というダイアログが出てきた。どうやらこれまで FontBook でフォントを管理していたからだようだ。FontBook の欄にある「Disable automatic font activation」にチェックを入れ、Proceed をクリック。
（５）左側のペインで System Fonts のフォントは無効化できない（自分で FontBook で追加したフォントは無効化可能）。System Fonts 以外のフォントなら無効化できる。
私の環境では、System Fonts は 770 あり、その他のフォント（Fonts から System Fonts を差し引いたもの）は 114 あった。つまり無効化できるフォントは全体からすればそれほど多くない。
まずはその他のフォントを一旦すべて無効化してみる。左ペインの「ACTIVATION CONTROL > Activated Fonts」をすべてチェックを外そう。
そのうえで左ペインの LIBRARY > Fonts をクリックし、必要なフォントのみチェックを入れる。あるいは、Set を作ったりすると管理がしやすいかも。
Adobe Typekit のフォントは左ペインの「CLOUD FONTS > Typekit」にグループ化されている。
これで Illustrator 等を開いてみると、フォントリストが多少少なくなったようだ。
参考：
フォント管理ツールを使う理由（2017年） – DTP Transit
https://www.dtp-transit.jp/font/post_2267.html
フォント管理2013（10.8対応、FontExplorer X Pro編） – DTP Transit
https://www.dtp-transit.jp/font/post_1693.html