カバンは自分の分身だ

高校生の頃、TV-NET という衛星放送番組で、代ゼミの古文で望月先生の授業を受けていたことを思い出した。望月先生は結構好きな先生だった。

ある時望月先生が、授業中ずっとカバンを抱えている生徒に「札束でも入ってるの?」と言っていたことがあった。

大学時代に3人掛けの椅子に座って講義を受けていた時だ。隣のあいた席にカバンを置いていると、その席にカバンを置いてくる女子がいた。私のカバンにくっつけて、彼女はカバンを置いてきた。

関西の大学だったが、普通そういう時って一言声を掛けてくるはず。関西人の図々しさだろうか。

そんなことより、その時思ったのが、なんだかエロいということ。

カバンというのは大切なものを入れるものである。ある意味自分自身の分身だ。女子のカバンと自分のカバンが触れ合うのはエロティックだった。