[読書メモ]『イラストでわかる子どもの認知行動療法』
p13
普段はあまり気がつかないかもしれませんが、人数や種類にちがいがあっても、だれにでもサポーターがいます。
p19
人はいい気持ちにもイヤな気持ちにもなりますが、それは自然なことです。どんなにイヤな気持ちになっても、キミの気持ちを否定してはいけません。どんな人にでもいろいろな気持ちがあることを覚えておきましょう。
p40
たくさんの考えを思いつくことを、ここでは「考えの枝を広げる」と言うことにします。
p71
場面と考えを区別する/多くの場合、場面と考えはいっしょになってしまっています。でも、トラブルのある場面で、考えを場面と混ぜてしまうと、じょうずな問題の整理ができません。ともだちとのトラブルの場面では、まずは客観的な事実や実際に起きていることを「場面」として区別して、紙に書いてみる練習をしましょう。
P71
とてもムリそうな問題であっても解決策はあるはずです。イヤな気持ちでいっぱいになってしまっているときこそ、「問題をじょうずに整理すれば、じょうずに解決できるはず」ということを忘れないで! これが、ともだちとのトラブル場面でのキミの「助けになる考え」になるでしょう。
p99
とくに考え方のクセによって、不安や心配、落ち込んでいる場合などは、まずチャレンジする前に、キミの予想を紙に書いてみるといいでしょう。「絶対に失敗する」「わたしにはできない」「たぶんダメだ」などなど、助けにならない考えが出てくるはずです。うまく書き出すことができたら、チャレンジの時間です。チャレンジの第一歩をためしてみましょう。
p99
実際に小さな第一歩のチャレンジができたら、結果を確かめてみましょう。どのように予想とちがっていましたか?「意外と……」「思ったより……」「実は……」という頭のなかのつぶやきが見つけられたら、キミのチャレンジは大成功です。もしそうでなくても、チャレンジしようとした勇気とやる気はとても重要なことです。何度も繰り返していくうちに、必ずつぶやきが変わっていくはずです。
p99
結果がわかったら、キミの考え方のクセを考えてみましょう。おそらく、考え方のクセの強さは変わっているのではないでしょうか。そうしたら、再度小さなチャレンジをためしてみましょう、繰り返すことでさらに効果を発揮します。