カタカナを電話で伝えるには
大学で事務職をしていた頃は、総務課で電報を送る担当をしていたことがある。教職員が亡くなった時に、お葬式の式場に電報を送るのだ。大学という仕事柄、それなりに人が多いため、2ヶ月に1回ぐらいは送っていたと思う。
電報を送る際は喪主や亡くなった人の名前の漢字を聞かれる。田中さんなら、「田んぼのタに、中央のチュウ」みたいな感じだ。電話でその場で漢字を分かりやすく伝える方法を思いつかないことが多いので、あらかじめ考えていたりした。
英語でもアルファベットを正しく伝える必要がある際に、「NATO フォネティックコード」というものが用いられる。「アルファーの A 」、B は「ブラボー の B 」のように決まっていて、例えば bond なら「ブラボー・オスカー・ノーヴェンバー・デルタ」のような感じだ。
NATOフォネティックコード – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/NATO%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8D%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89
最近、引っ越しに伴い、電話で住所を伝えることがよくある。それがマンション名のカタカナがやや分かりにくい名前のため、電話で聞き返されることがよくある。次に聞き返されたら、NATO フォネティックコードのように、一文字ずつ伝えようか。まあ、とりあえずゆっくりめに発音することにしよう。