[確定申告] 減価償却は按分前?按分後?

白色申告の場合、10 万円以上の支出は何年かに分けて計上する。何年に分けるかは、その品目ごとに異なり、以下の耐用年数表で調べればいい。例えばパソコンなら4年であり、20 万円のパソコンを買えば、1年目に5万円、2年目に5万円、3年目に5万円、4年目に5万円計上する。

耐用年数表
https://www.keisan.nta.go.jp/survey/publish/34255/faq/34311/faq_34353.php

ここで疑問なのは、フリーランスなどで、自宅が仕事場となっている場合だ。経費のうち、家賃や電気代、水道代等は「家事按分」を行い、仕事に使った分だけを計上する(家賃の 40% を仕事に使う、みたいに)。家事按分はパソコンにも当てはまる。

そこで問題。減価償却するかどうかの基準は購入金額が 10 万円を超えるかどうかだけど、それは家事按分をする前か、する後か、どちらの金額で判断すればいいか。例えば、15 万円のパソコンを買って、仕事で使うのが 50% だとしたら、按分後は 10 万円以下になる。この場合はどうすればいいのか。

答えは、家事按分をする前の購入時の金額で判断するようだ。理由は、収支内訳表の「減価償却費の計算」の欄を見ると「事務専用割合」の欄が計算の最後にあるからである。

減価償却するかどうかは、家事按分のことは考えず、購入時の金額で判断しよう。

参考:
10万円以上のパソコンで、按分により経費が10万円以下になる場合の減価償却 – 財務・会計・経理 解決済 | 教えて!goo
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3974357.html