確定申告が終わった

やっと確定申告が終わった。初めての確定申告だったが、サラリーマン時代に給与担当者だったこともあり、全く知識がゼロの人よりはスムーズにできたと思う。

まず最初に昨年の収支内訳をまとめることから始めた。去年日頃から確定申告用に書類をまとめていたわけではないので、慌ててかき集めた。とはいっても、(確定申告に使うかどうかは関係なく、)領収書等はいつも比較的分かりやすくまとめているので、それを整理し直せばよかった。

その書類を元にいきなり申告書を記入・・・ということもできなくはないが、まずは自分で整理するためにエクセルにまとめた。収入、経費、控除など、まとめていく作業は結構好きだったりする。こういう細かい整理作業は私は向いているんだろう。

同時に確定申告関係の書籍を読んでいたので、申告書作成の知識も増やしていった。

次は、まとめたエクセルを元に申告書を作成だ。これはエクセルさえちゃんとできており、自分の中で理解していればすぐできるものである。しかし、申告書を記入する段階で、「あれ、どういうことだろう?」と分からないことが出てくるので、そこでまた勉強。エクセルをブラッシュアップさせたり、学んだことをメモしておいた。これで来年はこのエクセルファイルを参考に確定申告をすればいい(ここで分かりにくいエクセルを作ってしまうと、来年もゼロから考え直す必要がある)。

今回の確定申告は e-Tax で行うつもりだった。つまり、家のパソコンで電子的に確定申告をするというもの。そのために必要な電子証明書の写しは取得したし、カードリーダーも購入済みだ。

しかし、e-Tax はやめました! 現時点の e-Tax は非常に使いづらいからである。カードリーダが分かりにくい特殊なソフトをインストールしないと使えない。買ってきたカードリーダは、最新版 Mac に対応していないので、仮想環境で実行する Windows 7 でやろうかなと思ったが、いろいろと手間が増えるだけ。郵送した方が早いと思ってしまうぐらい、e-Tax は煩雑なのである。

結局、「書面提出」という郵送による提出方法にすることにした。これなら、公式ウェブサイトで、パソコンで手順通り作成し、プリントアウト。そして、郵送するだけでいい。税務署に行く必要もない。そもそも混雑する税務署に行きたくない。

書面提出の手順としては、私は確定申告書と収支内訳書を作成する必要があったが、先に収支内訳書を作成しておいた方がいい。その内容を確定申告書に反映することができる。

書面提出だと、作業が完了すると還付額がすぐ分かるのがいいね。

控えに受領確認印がほしい場合は、控えおよび返信用封筒も一緒に送る。最後に押印を忘れずにして、投函だ。

そういえば、「確定申告=税金が返ってくる」という考えが広まっているが私は納得いかない。だって、追徴になることもありうるもん。それなのに、「確定申告すると税金が返ってきます!」と言われているのは、確定申告するように促しているだけなんだろうね。英語でも確定申告のことを final income tax return と言うようだ。返ってくることを前面に出している。