[Mac] US キーボードで言語切り替え

私の Macbook Pro は US キーボードである。Bluetooth の外付けも US キーボード。Mac の OS 自体も英語の表示にしている私はキーボードも外国語仕様にしたかった。日本語ローカルにこだわることがスコトーマ(心理的盲点)を生み、創造性の妨げになると考えるからである。だから日本のテレビも映画もドラマもほとんど見ないようにしている。

さて、US キーボードは当然英語利用者向けのキーボードであるため、日本語を使うのには多少設定が必要だ。それは入力言語の切り替えだ。

以下のページには Karabiner というアプリを使って、左右の Command キーで入力言語切り替えをする方法が書かれている。

Mac用 Apple英字配列キーボードにおける日本語入力切替のおすすめ:Commandキーのみで実現 – Qiita
http://qiita.com/daichi87gi/items/ded35e9d9a54c8fcb9d6

私もしばらくこの方法で言語切り替えを行っていた。

しかしである。なにしろ、Command キーを使うから、頻繁に使うコピーアンドペースト等で入力の不具合が生じる。コピーをしたつもりが、c の入力となってしまい、テキストを消してしまったりするのだ。Karabiner では Command のホールド時間を設定できるが、いくら調整してもしっくりくる設定が見つからなかった。

そもそも、この方法は日本語配列キーボードの延長でしか考えていない。日本語配列キーボードの言語切り替えキーがスペースバーの左右にあるから、Command キーを割り当てるという発想なのが気にくわない。

ということで、新しく考え直してみた。

キーボードの中で、アクセスしやすく、かつ普段ほとんど使わないキーは?と探してみて、最初は F6 キーを言語切り替えキーにしてみた。

その準備としては Mac > Preferences > Keyboard > Keyboard で Use all F1, F2, etc. keys as… にチェックを入れる。さらに Shortcuts タブの Input Sources > Select the previous input source のショートカットを F6 に割り当てるのだ。

ただ、しばらく使ってみると、F6 は確かに普段使わないけれど、リーチが遠い。すなわち、キーポジションとして離れているので押しにくいのだ。

改めて考え直してみると、1の左のキー( ` )を思いついた。このキーを押すことはまずないし、リーチもしやすい。Windows の日本語キーボードでの言語切り替えキーもこの場所である。

ということで、先ほど同様 Select the previous input source のショートカットとして割り当てようとしたら・・・、1の左のキーを割り当てることができない・・・。

そこでひらめいたのが、Keyboard Maestro を使う方法だ。

Keyboard Maestro
https://www.keyboardmaestro.com/main/

さきほど、せっかく F6 を言語切り替えキーに割り当てたので、その設定はそのままにし、Keyboard Maestro で1の左側のキーをトリガーとして F6 を発動するように設定すればいい。

CapturFiles-201606159_080625

これで1の左側のキーを割り当てることができました。

まとめると、
1:ファンクションキーをワンプッシュで使えるように( fn ボタンを押さなくても)使えるようにする。
2:言語切り替えキーとして F6 を割り当てる。
3:Keyboard Maestro で1の左のキーで F6 キーを発動するようにする。

1の左のキーを言語切り替えキーとして使う利点は、左手の小指や薬指が届く位置にあるの、手元を見なくても打てることである。

これで快適なキータイピングができるようになった。