[読書メモ][Kindle]『内向型を強みにする』

自分にしかないものに感謝しよう(Loc 227)

内向型の人は、なかの世界から、つまり、アイデアや感情やイメージからエネルギーを得る。(Loc 261)

内向型のなかには、いやでも注目の的となる人もいる。たとえば、イギリス王室のウィリアム王子の生活を考えてみよう。彼は自分のことで騒がれたり、写真を撮られたりするのが嫌いで、王室の他の人々よりプライバシーを求める気持ちが強い。「注目されると落ち着かないんだ」さまざまなインタビューで王子はそう述べている。「ゆったりタイプ」と評され、ある友人は「彼はふつうの男になりたいんだよ」と言ったとされる。(Loc 486)

孤独を愛することで知られたアルバート・アインシュタインは、環境がいかに残酷に内向型人間を傷つけ、その潜在能力を損なうかを示すいい例である。(Loc 497)

内向型の人は、話すための話はしない。(Loc 567)

人間は二歩進んで一歩退がり、また二歩進むことで変わっていく。(Loc 1261)

自分から変わらなければ相手は変わらない(Loc 1262)

内向型の人にとって、書き言葉は過剰な刺激になりにくく、取りこみやすい。(Loc 1355)

パートナーに気の進まないことをしてもらうときは、必ず感謝の気持ちを伝えよう。(Loc 1383)

まず行うべきことは、家族内の気質分布の判定である。(Loc 1410)

子供が居心地悪さに耐えているのに気づいたら、褒めてあげるのも忘れてはいけない。(Loc 1544)

親は、子供を恥じ入らせたり責めたりといったことは、最小限に留めなくてはならない。(Loc 1619)

これまでの研究から、何かに強い興味を持っているティーンエイジャーは非行に走りにくいことがわかっている。(Loc 1634)

よい人生をつかむためには、自分自身になる必要がある ――ビル・ジャクソン(Loc 1743)

もうひとつのいい小道具は、カメラだ。社交的な集まりで写真を撮っている人は、多くの場合、いちばん居心地悪さを感じている人なのだ。(Loc 1935)

何かの会から抜け出したあと、頭のなかで否定的なモノローグがつづいているのに気づいたら、自分を批判している〝判事〟の姿を思い浮かべてみるとよい。まずその人物に「黙れ」と言い、それから、チャンネルを切り替えて、何か好ましいもののこと――ビーチやキャンプファイア、雪や雨の日のことを考えよう。そして最後に、あの批判的な声を、もっと親切で優しくて協力的な声――「あなたはよくやっている」へと変えるのだ。(Loc 2019)

内向型の人にとって、職場は落とし穴でいっぱいだ。ほとんどの職場は、彼らの快適ゾーン外にある数々のスキルを要求する。(Loc 2087)

内向型人間が内なる自分を表に出さない最後の理由としては、彼らが外に承認を求めていないことが挙げられる。(Loc 2172)

締め切りがいつであっても、まずはその仕事をひと口サイズに砕くことから始めるとよい。(Loc 2318)

研究により、内向型の人の多くは、名前や顔を覚えるのが苦手であることがわかっている。事実、一部の研究者は、名前や顔をなかなか思い出せないことが、社交的催しや仕事のつきあいに対する彼らの恐れを助長しているものと見ている。(Loc 2352)

自分に合ったやりかたで〝能力を誇示する〟ことを忘れてはいけない。結局のところ、あなたにはその貴重な働きにより、評価され、感謝される資格があるのだ。(Loc 2438)

どうにもならないことで自分を追いこんではいけない。(Loc 2511)

「ちょっと考えさせて。あとでまた電話する」わたしはびっくりした。そうか!/しばらく考えてから、返事をしてもいいのね。それはすばらしい発見だった。(Loc 2696)

自分の住んでいる街のホテルに一泊する。(Loc 2857)

最後に、水についてひとこと。ぜひ水を飲もう。(Loc 3042)

不愉快な友達もどきとは、さよならしよう。(Loc 3100)

調査によれば、大きな声で速くしゃべり、俗語を使わない人は、頭がいいと見なされるという。(Loc 3299)

外向型の世界へ出ていくときは、ユーモアのセンスを忘れずに持っていこう。ユーモアは、客観性を保ち、ストレスを緩和し、体を強くし、日々の暮らしの喜びを増し、人とのつながりをつくるための近道だ。(Loc 3420)

コンピューターが孤立を招き、生身の交流を減少させ、コミュニティ意識を希薄にするという恐ろしい予言にもかかわらず、現実には、インターネットは内向型の人々の人脈を増やしているようだ。(Loc 3514)