[読書メモ]『さまよえるイギリス人』

p46
性格的に私は、引っ越したいと決めたら、すぐに思いどおりの所が見つからないといやなのである。よく話に聞くように、20 軒以上も見て回ることになったら、えらく不機嫌になり、引っ越し熱も冷めてしまうことだろう。

p59
アッシー君というのは、英語ではもう少し広い意味を含めて、ハンディ・マンという。ハンディ・マンは車を運転したり、重い荷物を運んでくれたり、大工工事をやってくれたりする男性のこと。アッシー君と同じように、逆性差別的な意味合いで使われることもある。

p62
小舟のように頼りない。

p154
日本式にいうと9階の私たちのフラット

p178
自分の人生の主役になること。人のために、決して自分を殺したりしないことである。そして、そのために失うものより、得るものの方を取ると決めたこと。

p180
イギリスでは、親が倒れても、子どもや嫁が自分の生活を投げうって介護をするということはあまり聞かない。福祉国家で、介護は社会が責任をもつのが原則である。だから税金は重いが、子や嫁の負担は軽いだろう。