[読書メモ]『妻の相談に乗ってはいけない』

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心から詫びようと思って謝罪できなくなるよりも、気軽に謝罪することをおすすめします。

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心理学の世界で「好意の返応性」と言われている言葉がまさにそれです。人間は好意を向けられれば、好意の気持ちを返し、信頼を向けられれば信頼の気持ちを返します。

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言うは簡単ですが実践するのは大変です。男性というものは、アドバイスするのが大好きな生き物だからです。相談に乗っておいて、「要するに」とか「つまり、……ということでしょ」とかと、勝手に相手の話をまとめたくなる生き物でもあります。また、「俺も昔、こういうことがあって」と、自分語りをしはじめてしまう人もいます。  

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「汝の欲せざるもの、人に施す事なかれ」と孔子は言いましたが、「汝の欲するもの、人に施すべし」とは言っていません。

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かつては顔を会わせるたびに「愛している」と言っていた。でも今は言っていない。ならば、「愛している」の代わりを作ればよいのです。この「代わり」が「手抜きの愛情表現」です。

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奥さんにとって、「夫の家事」は、たいてい「自分の流儀から外れた方法」になります。そのため、夫の家事に対して「(自分の流儀に合っていなくて)なんだか気持ちが悪い」という感情が生まれるのです。奥さんが夫に向かって言う、「私がやるからいいよ」には、そういう感情が含まれている場合が多いのです。

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実はこのシティホテルのラウンジを使うという方法、コーチングなどでも使われる手法です。コーチングの際の大切なことの一つが、「相手に成功したイメージを作ってもらうこと」だからです。

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人間は、「計画した未来が消えること」に対して、不満を感じます。たとえ、まったく損がないとしても、「未来が思っていた方向と変わった」というだけで、嫌な気持ちになってしまうのです。