[読書メモ]『新型出生前診断と「命の選択」』

p44
日本では現在、年間約 20 万件の中絶が行われている。

p90
新型出生前診断など命の問題と直結した医療技術については、「情報や知識を集め、自分の意見を客観的にまとめておくこと」と「当事者となったときどう感じ、どう決めるかということ」のあいだには、大きなギャップがあると考えたほうがよいだろう。

p103
「がんになる可能性が低くない(リスクがある)」ということと、「必ずがんになる」というのは違うということだ。

p122
言うまでもないが、保険会社は被保険者に支払う医療費よりも、加入者から収められる保険料のほうが多ければ、利潤を生み出すことができる。

p162
医療現場で医療者は、「侵襲(しんしゅう;痛みや出血、発熱など)を伴う医療行為をなすにあたって、原則として患者の承諾を得なければならない」とされている。