[読書メモ]『35歳からの “おおらか” 妊娠・出産』

p4
妊娠・出産に関する本は、ただ情報を与えるだけではなく、読んだ結果、自分で答えを導き出せるような考え方が身につく本であってほしいと私は考えます。

pp4-5
なぜ、そうする必要があるのか。なぜ、そうしてはいけないのか。“なぜ” の部分がわかれば、どうしたらいいのかが見えてきます。

p27
医療の介入しない助産院や自宅でのお産は、基本的に、妊娠経過の良好なローリスクの妊婦さんに限られると思ってください。

p41
妊娠糖尿病とは、一般的な糖尿病とは違い、妊娠中にのみ起こる一過性の糖尿病です。

pp53-54
健康な男女が排卵の時期に避妊せずにセックスをしていても、妊娠する確率は 20 ~ 30% 程度といわれ、これを年間で考えてみると、妊娠は 12 カ月のうち2~3回の割合です[。]

p69
職場での人間関係がもっとも大きなストレスで、退職した数カ月後に妊娠をしたという女性もいます。

p97
一般的には、「いま、妊娠3カ月です」などと、月数に換算してわかりやすく話すことが多いですが、実際には「12 週3日」のように、週数+日数で表します。

p155
いちばん怖いのは、近年ブームが過熱気味の “ナチュラル志向” です。出産前から「完全母乳で育てる」と決めてかかっている方が増えています。母乳の出が悪いのに、ミルクを足さずに母乳のみを与え続けていると、赤ちゃんの発育に影響を及ぼすことがあります。

p157
授乳に関してはさまざまな情報が溢れ、そこに、神秘的なイメージなどの幻想が加わってしまうと、適格な判断を下すのが難しくなってしまいます。けれど原点に立ち返り、シンプルに考えると、ほとんどの問題は解決してしまうものです。

p171
厚めの育児書を1冊は持っていてほしいということです。

p181
数あるサイトの中から、信頼できるニュースソースを見つけるのは難しいですよ。それに、ネットで検索をしていると、自分に都合のいい部分だけを拾い読みして、勝手にストーリーを作り上げてしまうことだってあるはず