[読書メモ]『妊娠中から授乳中のママのための食事と栄養お悩み解決ブック』
p6
「怖いから」といって、食べ物を制限したり、「安心だから」といって同じものを食べてばかりいるほうが、栄養のバランスを欠き、赤ちゃんに影響をおよぼす可能性が大きくなってしまうのです。
p36
日本人の平均出生体重は、1980 年以降減り続けており、当時 3200 グラム近くあった平均値が、いまでは 3000 グラム近くまで減っています。
p42
妊娠中はホルモンの影響もあり、お肌もキレイになって、とても美しいものです。
p44
これらの栄養素の多くは「摂ったほうがいい」という程度のもので「摂らなければ大変なことになる」というものではありません。
p45
葉酸は、摂っていなかたらダメだというわけではなく、摂っていれば、赤ちゃんの脳神経系の形成に関するリスクが「ほんの少し」減るという程度のものです。
p52
赤ちゃんは、ままがこれまで身体に蓄えてきたもののなかから、必要な栄養をしっかり摂って成長してくれるため、母体からの栄養をあまり必要としないのです。たとえば、ままが重症妊娠悪阻(重度のつわり)になり、何も食べられなくてぐったりしてしまうと、ビタミン B1 が欠乏して、ママに障害が出る可能性がありますが、赤ちゃんに影響が出ることはまずありません。
p53
極端な話、ママが生きていさえいれば、この時期の赤ちゃんは成長していけるのです。
pp111-112
もし、いままで仕事が忙しかったり、料理が好きじゃなかったりなどの理由で、食生活が乱れていたなと思う人は、これを機会に、自分の食生活、さらには家族の食生活を見直してみましょう。
p114
血糖値の上下やインスリン量の変動が大きいと、身体に負担になり、よけいに甘いものを欲したり、ストレスを感じたり、余計な中性脂肪がつくられて、体重増加の原因にもなります。
p122
アレルギーにかぎらず近視もそうですし、病気でなく、いわゆる才能や知能、センスなどを親から受け継いだとしても、子どもにどのように現れるかはわかりませんよね。そのわからない可能性に対して、予防的に、「念のため」の食事制限をするのは、よくないというのが、最近のアレルギー治療の見解です。
p123
いずれにせよ、自己流は危険ですので、かならず専門医の指導のもとで行うようにしてください。
p136
何がストレスになるのかも、人によって違いますよね。/禁止されたほうが安心する人もいれば、禁止されることがストレスになることもあります。
p137
子育ては出産がゴールではありません。これからがスタートです。
p157
ネットには、信頼できる情報と同時に、間違った情報もいっぱいあるので、かえって混乱してしまうことがあるということを、頭に置いておいたほうがいいでしょう。
p162
まずは、そう感じている自分自身を受け入れることです。
p162
あなたが何を考えたとしても、それはいまのあなたなのです。