Tiny Tiny RSS

RSS リーダーとしてなかなかいいものが見つからないでいた。フィルターが使える無料のものがいい。パソコンと iPad で使いたい。Feedly を一時期使っていたが、フィルターなどを使うと有料プランに入る必要がある。そもそも RSS リーダーサービスはどんどん数が減っているようだ。みんな SNS を通じてブログ等の更新情報を得るのが増えたからだろうか。

そこで見つけたのが Tiny Tiny RSS 。セルフホスティング型の RSS リーダーだ。結構高機能みたい。

Tiny Tiny RSS
https://tt-rss.org/

お気軽に構築したかったので、レンタルサーバーのスターサーバー上に構築してみた。

(1)Git からファイルをダウンロードする。Zip でダウンロードするのが楽だ。

fox/tt-rss: Tiny Tiny RSS – Tiny Tiny RSS
https://git.tt-rss.org/git/tt-rss/src/master

(2)1を解凍し、スターサーバーにアップする。

(3)アップしたディレクトリーにブラウザからアクセスすると、インストールが始まる。別途 MySQL データベースを作成しておき、最初はデータベース情報を入れる。Database type は MySQL、Port は 3306 とする。

あっという間にインストール完了。

(4)最初は admin/password でログインする。ログイン後パスワードを変更するとよい。パスワード変更後はページをリロードし、再ログインする。

そしてフィードを早速登録・・・したけど、表示されない。フィードの更新の一番簡単な方法は、ルートディレクトリにできた config.php で ‘SIMPLE_UPDATE_MODE’ を true に変更することだ。これで、ブラウザで Tiny Tiny RSS にアクセスするたびにフィードが更新される。

専用アプリで Tiny Tiny RSS を利用する場合は cron で更新する必要がある。スターサーバーでは PHP のバージョンを 7.2.17 にしている(サーバー管理ツール>ホームページ>PHP バージョン設定)。

この場合 cron では以下のように登録する(30 分ごとに更新する場合)。PHP の各バージョンごとのコマンドパスは「サーバー管理ツール>各種情報>サーバー情報>コマンドパス情報」で確認する。

*/30 * * * * /usr/bin/php7.2-cgi /home/[サーバー ID ]/[ドメイン名]/public_html/[Tiny Tiny RSS のディレクトリー]/update.php --feeds --quiet

しかし、なぜか動かない。スクリプト化したりしてもだめだった。まあ私はパソコンや iPad のブラウザで見るだけなので、前述のブラウザでアクセスするたびに更新する方法で良しとしよう。

私はフィード一覧は、最新記事が展開された状態ではなくシンプルなリスト表示が好きだ。Preferences > Articles > Always expand articles のチェックを外す。

また、私はタイトルにキーワードを “含まない” 記事を削除するフィルターを使いたい。Preferences > Filters > Create filter で新規フィルターを追加。Caption は適当なタイトルとし、Match にキーワードを入力。その際 Inverse regular expression matching にチェックをすると、除外検索ができる。すなわち、そのキーワードを含まない記事をフィルターできる。Apply actions で Delete article を選べば記事を削除する設定になる。Test ボタンで実際にテストもできる。

こうやって高機能 RSS リーダーを自作することができた。

参考:
Tiny Tiny RSS serverのインストール・設定 | REDBOX Labo
https://blog.redbox.ne.jp/tiny-tiny-rss.html

Tiny Tiny RSS – セルフホスト型RSSリーダー探訪 | 備忘ノート
https://note.spage.jp/archives/460

UpdatingFeeds – Tiny Tiny RSS
https://git.tt-rss.org/fox/tt-rss/wiki/UpdatingFeeds

スターサーバーでのCronの設定方法 | セミブログ
https://semiyama.com/starserver-cron/