NextPublishing 出版用 PDF 作成メモ
NextPublishing での出版を始めようと思う。
アップロード用の PDF 作成方法は公式ガイドに従えばいい。
ユーザーガイド操作編
https://open.nextpublishing.jp/documents/UserGuide_w.pdf
ユーザーガイド仕様編
https://open.nextpublishing.jp/documents/UserGuide_spec.pdf
以下、ポイントをメモしていく。
【PDF のバージョン】
PDF/X 1-a:2001 にする。
【PDF のレイヤー】
レイヤー付き PDF は NextPublishing で使えない。ただ、PDF/X 1-a:2001 で保存していれば PDF 1.3 である PDF/X 1-a:2001 はもともとレイヤーに対応していないから心配しなくていい。
参考:
PDFのバージョンと各バージョンの特徴と解説|DTPサポート情報
https://www.ddc.co.jp/dtp/archives/20050624/183634.html
DTPの基本フォーマットになるPDF/X(其の一) | DTP技術情報 | InDesign(インデザイン)専門の質の高いDTP制作会社―株式会社インフォルム
https://www.informe.co.jp/useful/pdf/pdf3/
【特色は NG】
特色を含んだ PDF は使えない。特色を含んでいるかどうかは、Acrobat で確認できる。
「Print Production>Output Preview(出力プレビュー)>Separation」で、特色(spot color)ではなく、プロセスカラー(process color)となっていればいい。
参照:
AcrobatでPDFの色を確認する | DTPサポートサービス
http://dtp.screen-cre.co.jp/dtp0013/
【ガイド】
本文 PDF は用紙の内側 6.4mm、表紙 PDF は版型の内側 6.4mm、背表紙 PDF は版型の天地から 6.4mm、左右から 1.6mm 以内にテキストを収める必要がある。
これは InDesign や Illustrator でガイドを作っておくと基準にしやすい。InDesign はマスターページにガイドを置いておくと便利だし、Illustrator はアートボードと同サイズのオブジェクトを作った上で内側に上下左右を短くし、ガイドに変換すればいい。ガイドはロックしておく。
参考:
No.38 ガイドとグリッド | InDesign CS3 | 勉強部屋 | study-room
https://study-room.info/id/studyroom/cs3/study38.html
【プリフライト】
Acrobat のプリフライト機能を使って簡単に NextPublishing の仕様に合っているかを確認できる。
1:以下でプロファイルをダウンロード。
Acrobat 用プリフライトのプロファイル
https://open.nextpublishing.jp/documents/NP_POD_Preflight.kfp
2:Acrobat Pro DC の「Edit>Preflight>Options>Import Profile」で1のプロファイルをインポート。
3:インポートしたプロファイル(NP_POD_Preflight)を選択した上で、Analyze をクリック。