[読書メモ]『秋山仁の教育羅針盤』

p15
スマホ、アニメや TV ゲームなど街には面白く、刺激的なことがあふれている。一方、教科書を授業にした勉強は面白さを演出するのが大変だ。

p33
子どもたちが毎朝、「今日は何人の友達を喜ばすことができるかな」と考えながら、元気に布団から起きる社会が来ることを願っている。

p56
真の青春とは若き肉体のなかにあるのではなく若き精神のなかにこそある

p87
これらは単に「大麻はいけない」「ネットでも他人を中傷したり脅したりしてはいけない」などと指導すれば解決する問題ではなく、もっと本質的な原因に目を向けなければならないはずだ。

p121
より一層、真の学力を向上させるためには、教科書とは違った観点から日常の事柄について考える、「自分にとって興味あるテーマを探し、それを掘り下げて本質を見極めていく、という習慣を身に付けさせることが大切だ。

p139
イギリスの哲学者フランシス・ベーコン(1561 〜 1626 年)は、「読書は充実した人間をつくり、対話は機転のきく人間をつくり、著述は正確な人間をつくる」と述べている

p150
私も 55 歳になったときに、あえて不得意なものに挑戦しようと、楽譜もろくろく読めず音感もないままアコーディオンを習い始めた。

p219
マイナスと思われるものの中のプラスの可能性を活かす考えは、子どもを育てる上で大切だ。

p231
最近の調査によると、「経済効率のみに重点を置いた自由経済を推し進めていくなら、弁護士、記者、医者、管理職、会計士等の知的労働とされていた分野ですら、ごく一部の創造力を要する部分以外、機械に取って替わられる」(『テクノロジーが雇用の方 75% を奪う』M・フォード著)と指摘されている。