[読書メモ][Kindle]『「就社志向」の研究』
この問題はいつも感情論で語られる。無理もない。多くの人が何らかのかたちで不信感、不満を抱いている。
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この「働き方」を見直そうという言説のブームについては、やや交通整理が必要だと考えている。
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就活の時期論争は、不毛である。/日本の新卒採用の歴史というのは、時期論争の歴史である。しかも、それはルールを決めるたびに破られる歴史だった。
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参加者が苦しみつづけるゲームに意味はない。学生も労働者も、生活者である。負荷をかけ続けると、ゲームは崩壊する。それは社会の崩壊をも意味するだろう。
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ただ、所詮、企業の活動であり、採用活動であるという、開き直った視点も持った方が、意味のある議論につながるのではないだろうか。
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