大学事務職員として勤めていた頃、「職員研修費」という制度があった。仕事の役に立つようなこと、物に対して「研修費」として年６万円まで補助してくれる制度だ。書籍代、セミナー参加費、パソコンのソフト代など、いろいろな用途に使える。申請の際は研修報告書や領収書を提出する必要がある。 しかしその制度は意味がなくなっていると思っていた。申請が却下されることはまずないので、iPad やパソコン、IC レコーダーといった、「仕事とは関係ないことに使える」ガジェットを買う人がたくさんいたし、中にはプリンターのインク代（！）を申請する人がいた。年６万円のお小遣いだと思っている人がいるのである。あなた、本当にそれを買ったことで日々の仕事に役立っています …

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現在はフリーランスの翻訳者をしている私。前職のサラリーマン時代には、いろいろと不満があったが、今思い返せば、なんだかんだでいろいろ学んでいたと思う。 例えば、書類の書き方とか、メールの送り方とか、ビジネスに必要なスキルはサラリーマンとして働かないと独習は難しかったりする。他の人のまねをするってのは大事なんだよ。 総務部にいたということもあり、給料の計算とか税金とかにも詳しくなれた。これは確定申告を自分でするときに断然役に立つ。以前だったら意味不明だったものね。 人はなぜ「死んだ馬」に乗り続けるのか? 心に働く「慣性の法則」を壊し、自由に「働く」ための26レッスン

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