[Raspberry Pi] motionEyeOS で監視カメラ
Raspberry Pi で IP カメラをつくったことを書いた。
Raspberry Pi で IP カメラを作る – with a Christian Wife
https://wacw.cf/2017/02/27/setting-ip-webcam-with-raspberry-pi/
あのときは IP カメラを作って、Mac の iVideon で動体検知や通知を行っていた。
しかし、それよりもっと簡単な方法があった。すでに、Raspberry Pi 用に監視カメラ専用の OS が用意されていたのだ。その名も motionEyeOS だ。以前は MotionPie と呼ばれていたが、途中で変わったらしい(たしかに、Raspberry Pi と似ているから、ハードウェアと思う人がいるかもしれない。実際は OS だと分かる motionEyeOS のほうがベターだ)。motionEyeOS を使えば、簡単に高度な監視カメラ環境を構築できる。
Releases · ccrisan/motioneyeos · GitHub
https://github.com/ccrisan/motioneyeos/releases
インストール手順はいつもと同じだ。microSD カードをフォーマットして、motionEyeOS のイメージファイルを書き込む。そして、Raspberry Pi に挿して起動だ。
motionEyeOS は最初の設定をウェブから行う。そのためにはたとえ WiFi が付いている Raspberry Pi 3 Model B であっても初期設定では有線 LAN を接続しなければいけない。
Raspberry Pi には最初有線 LAN だけ接続すればいい。電源を入れてしばらくすると、パソコン上の共有フォルダに新しいコンピューターが追加されるはずだ(meye-xxxxx みたいなやつ)。それが、motionEyeOS だ。
そこで http://meye-xxxxx
に接続すれば設定画面に行けるはずなんだけど、私の環境ではうまくいかなかった。そういうときは Raspberry Pi の IP アドレスを調べよう。私は iOS の FIng というアプリを使った。ネットワーク上の機器とその IP アドレスを一覧できる。
Fing – Network Scannerを App Store で
https://itunes.apple.com/jp/app/fing-network-scanner/id430921107?mt=8
Fing で調べた IP アドレスにパソコンから接続だ。http://<IPアドレス>:8765
へアクセスすると motionEyeOS の GUI へ入れる。
ちなみに Raspberry Pi に HDMI ケーブルでモニターを繋げているとコンソールが表示される。コマンドでの操作が必要ならキーボードを繋げればいい。実際前述のように有線 LAN を接続しない状態で起動した際に、コンソールから reboot で再起動を行った。
motionEyeOS の設定画面ではユーザー名を admin 、パスワードは空欄でログインできる。カメラを接続しているといきなり映像が表示されるはずだ。左上の「三」ボタンから設定ができる。
General Settings の Advanced Settings を ON にすると、細かい設定ができるようになる。Network の欄で WiFI の設定もできる(設定後再起動すれば有線 LAN を抜いても大丈夫)。
File Storage では、私は USB メモリを接続してそこに画像が保存されるようにした。microSD カードに頻繁に画像を書き込むと寿命が縮む気がして、それならボロい USB メモリを保存場所として使いたかったから。USB メモリを挿して認識されなければ、一旦リブートすればいい(Apply で設定を反映したあとで、General Settings > Power > Reboot)。
私は動体検知をしてその画像だけを保存したい。Movies をオフにすると動画の保存をオフにできる。Still Images > Capture Mode を Motion Triggered にすれば、動体検知をしたときのみ画像を保存できる。一定時間ごとに画像を保存したかったりすると、Capture Mode で Interval Snapshots を選べばいい。
Motion Detection を ON にすると動体検知の設定ができるし、Motion Notification で動体検知時の通知設定をすることもできる(ここの活用方法は研究中)。
Video Streaming をオンにしていれば、冒頭に書いた、以前やった IP カメラと同じことができる(ストリーミングの URL もここで確認)。すなわち、映像を iVideon に渡すことができるので、動体検知を iVIdeon に任せることもできる。
カメラはいくらでも追加できる。左上のカメラ名のドロップダウンから add Camera をクリック。USB カメラや IP カメラを追加できる。
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SSH はデフォルトでオンになっている。デフォルトのユーザー名のままにしていればパスワードが設定されていないはずなので、ssh admin@<IPアドレス> で接続できる。ちなみに exit でログアウト。
参考:
Build a Raspberry Pi Security Camera Network – Pi My Life Up
https://pimylifeup.com/raspberry-pi-security-camera/
raspberry piで監視カメラ – MotionPie – – paroponの日記
http://paropon.hatenablog.com/entry/2015/09/06/002954