[読書メモ]『ロンドンの負けない日々』

p74
「共産主義というのはね、国民みんなが平等に貧乏な生活をすることよ」

p93
私のように自由気ままに欲しい物は何でも手にし、言いたい放題で育ってきた者にとって、日本の国は住みにくかった。

pp93-94
表向きは西洋の真似をしているが、この国を、この社会を支配しているのは、住んでいる日本人も認める江戸時代そのものだった。

p102
政治家はどんな時も個人感情をむき出しにせず、ポーカーフエイスで通すべきだと考える。口で言うより実行してくれる方を私は望む。

p106
私の考える「ナショナリズム」は、他国を侮辱することではない。日本の名誉を守るために、反省もすることだと考えている。

p126
私の母は長いものに巻かれるのを許さない人です。

p126
日本という国も国民も、ず―っと長いものに巻かれてきました。

p144
「死んだらみんな一緒だ」というのは、生きている間は何をしてもよい、ということと同じだ。

p148
アメリカが裁かれないで、どうしてアメリカが他国を裁けるのだ。

p229
私はカトリックであるが、押しつけられるのが嫌いだから、人にも押しつけない。