[読書メモ]『イギリスはかしこい』

p74
雄弁ではあるけれども、何を言っているか曖味だというのでは駄目

pp81-82
私は子供たちをイギリス式、つまり徹底的に個人主義で育てた。ほかの人と同じことをしなくてもよい、たとえばみんなが泳いでいるときに泳いでいなくともよい、というふうに確信犯的に育てたのである。そうしたら息子はいじめられるといった経験にほとんどあわなかった。/これはどういうことかと言えば、いつもみんなといっしょにしていなければいけないという強迫観念が、媚びや諂(へつら)いを生み、そこをいじめられたりする。また自分が人と違うことがコンプレックスになったりして、そこをつかれる。いじめのひとつの原因にはそんなことがあるのではないか。

p97
フランス料理の場合、フルコースというと、普通は一人分がちゃんとお皿の上に盛りつけられて運ばれてくるが、イギリス料理の場合、必ずお盆に入っていて銘々が勝手に好きなだけ取って食べるというスタイルである。

p102
ラビット・パイ