[InDesign] テキストにマーカーを引き、作業ミスを防ぐ

『神速InDesign』（森 裕司 他、アスキー・メディアワークス、2013：p217）に、ミスを防ぐ方法として、印刷時には普通に黒で印刷されるけど、作業時には文字色を変更しておく方法が紹介されていた。

例えばスタイルが他とは違う場所だけ赤色にしておいて目立つようにしておく（けれど、印刷時には普通に黒に印刷される）ような方法だ。

具体的には、以下のようにする。

環境：Adobe InDesign CC 2018

（１）「スウォッチパネル＞オプションパネル＞新規カラースウォッチ」

（２）スウォッチ名を入力、カラータイプを特色にし、色を選択する。OK。

（３）「スウォッチパネル＞オプションパネル＞インキ管理」

（４）作成した特色のインキエイリアスを「プロセスブラック」にする。OK。

（５）「段落スタイル[あるいは文字スタイル]＞文字カラー」で作成した特色を選択。OK。

＊＊＊

でも単に色を変えるだけではなく、マーカーで色を塗ったようにしてさらに目立たせてみたい。

参考：
Indesign CS4～テキストにマーカーをひいたような効果～ | CMYKと林檎とわたし
https://ameblo.jp/cm118680001/entry-10729662438.html

例えば文字スタイルにマーカーを引いたようなスタイルを適用する場合は以下だ。

（１）「スウォッチパネル＞オプションパネル＞新規カラースウォッチ」

（２）スウォッチ名を入力、カラータイプを特色にし、マーカー用の色を選択する。OK。

（３）さらに１を繰り返し、カラースウォッチを新規作成。

（４）スウォッチ名を「紙色」などとして、カラータイプを特色にし、シアン、マゼンタ、イエロー、黒、すべてを 0% にして、白色にする。OK。

（５）「スウォッチパネル＞オプションパネル＞インキ管理」

（６）作成した特色のインキエイリアスを４で作成した紙色にする。OK。

（７）「文字スタイルの編集＞下線設定」で「下線」にチェックを入れる。

（８）線幅を 3mm 、オフセットを -1mm にする（フォントサイズによってプレビューを見ながら適宜変更する）。

（９）「カラー」で２の色を選択する。

（10）「文字スタイル＞文字カラー」で作成した特色を選択。OK。