[読書メモ]『コーポレートコーチング 下』

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コーチが行う最大の仕事を一言で言うと、「エフィカシーを上げる」ということ になります。

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つまり、「エフィカシー」の低い人は、他人を貶めることによって自分を高く見せようとするのです。「エフィカシー」の高い人はすでに自分の能力の自己評価が高いので、他人を貶めて自分を高く見せようとする必要がありません。

Location: 144
「ゴール近辺をコンフォートゾーンにしてしまう」のです。

Location: 204
ほとんどの社長さんは、社長というポジションに就いたことで自身のゴールを完全に達成してしまっているからです。

Location: 248
非正規雇用など、新たな働き方を推進しているようですが、これは結局、上層部だけが終身雇用で、若い労働者たちを安い賃金で使おうという政策です。

Location: 310
組織の構成員一人一人が、いつでも(少なくとも、自分の所属している課ぐらいの)リーダーとなれる能力を持つと同時に、心の準備を常にしておく必要があります

Location: 316
「トップのイマジネーションの限界が組織の限界を決める」ということです。

Location: 317
トップがイメージできないことは組織のゴールにはなり得ません。

Location: 472
「型にはめる」、つまり「過去に合わせる癖をつける」ということは、「徹底的に現状から抜け出せない人材を育成する」ことに他なりません。

Location: 536
使いやすい部下が増えれば増えるほど、組織は劣化していきます。/むしろ、「部下は使いにくければ使いにくいほどいい」ぐらいに思っておくほうがいいでしょう。/あるいは、そもそも「使う」という発想から捨てる必要があるかもしれません。/上司は部下を「使う」のではなく、お互いが契約によって成り立っている相互補完の関係であることを再認識したいものです。

Location: 773
例えば、必死に会社の業績を伸ばそうとしている熱血社員は、当然、会社全体の生産性の向上を図ろうとするはずです。/生産性が高くなるということは、その分、ひとりひとりの働く時間は短くてすむことになります。

Location: 776
長く働けばその分、生産量や生産額は増えるでしょうが、人間でもコーポレートでもゴールはひとつではありませんから、他のゴールとのバランスを取っていくと、ほどほどの勤務時間で切り上げ、あとは別のことに時間を使う(別の分野のゴール達成に向かうことに時間を使う)方がいいかもしれません。

Location: 780
ただひたすら働き続けて業績を上げるというのには限界がありますし、それはまったく生産性が高まっていないことを意味しますから、ゴールとしては機能しないでしょう。

Location: 947
トップの変化は、組織に大きな影響を与えます。/トップが変われないと、せっかく組織全体がいい方向に進んでいても、もとに戻されてしまうかもしれません。

Location: 988
コーチングを受けて、新たなゴールを発見した従業員が辞めてしまうのは、結局はトップが高い抽象度のゴールを提示できなかったことが最大の原因だと理解していただきたいと思います。

Location: 1,104
コーチはクライアントの利益のみを考えます。/だから、本物のコーチは営業しません。