CentOS のダウングレード
CentOS のバージョンを 7.9 から 7.8 に下げる方法。
環境:
・Time4VPS「Linux 8」(CPU: 2 x 2.60 GHz、RAM: 8192 MB、Storage: 80 GB、Bandwidth: 8 TB、Port speed: 100 Mbps、Virtualization: KVM)
・macOS Catalina Version 10.15.6(英語環境) で SSH 接続
(1)root でログインする。
現在のバージョンを確認する。
# cat /etc/redhat-release CentOS Linux release 7.9.2009 (Core)
(2)CentOS のレポジトリで、目的のバージョンの正式なバージョン名を確認する。
CentOS 7.8 は 7.8.2003 がある。
(3)/etc/yum/vars/releasever というファイルを作成し、2で確認したバージョンを記入、保存。
(4)/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo を編集する。
変更前:行頭の mirrorlist
変更後:#mirrorlist
変更前:行頭の #baseurl
変更後:baseurl
変更前:mirror.centos
変更後:vault.centos
変更前:centos.mirror.serveriai.lt
変更後:vault.centos.org
(5)yum のキャッシュをクリアし、update を実行。
1# yum clean all
2# yum update --exclude=kernel*
再起動後バージョンを確認すると変わっていない。
OS インストール直後では、上記の処理をすることでバージョンが下がるが、私はインストール後いろいろ設定をいじったので、systemd が関係してダウングレードできないみたい。
(6)一旦 systemd の設定ファイルを退避する。
# mv /etc/yum/protected.d/systemd.conf /etc/yum/protected.d/systemd.conf.bak
ダウングレード実行。
1# yum clean all
2# yum distribution-synchronization
(7)バージョンを確認すると、7.8 になっていた。
1# cat /etc/redhat-release
2CentOS Linux release 7.8.2003 (Core)
参考:
CentOS7のバージョン固定とダウングレードのやり方 | 自分に負けないラボラトリー
https://www.jifu-labo.net/2018/05/centos7_ctrl_version/
CentOS7.6を7.5にダウングレード&7.5に固定 – いつかのために
https://sheefelt.hatenablog.com/entry/2018/12/16/231346