[Time4VPS] FileMaker Server の Apache 関係の実験結果まとめ

環境:
・Time4VPS「Linux 8」(CPU: 2 x 2.60 GHz、RAM: 8192 MB、Storage: 80 GB、Bandwidth: 8 TB、Port speed: 100 Mbps、Virtualization: KVM)、CentOS 7.8
・FileMaker Server for Linux 19.0.1.22(英語)
・macOS Catalina Version 10.15.6(英語環境) で SSH 接続
・Freenom のドメイン(サブドメイン)

CentOS に FileMaker Server for Linux をインストールすると Apache が一緒にインストールされる。しかし、Apache が正常に自動起動しない。

以下のコマンドで状態を確認しても inactive になっている。

# systemctl status httpd.service

いろいろ設定やタイミングを変えて試してみた。

(パターン1)FileMaker Server と Apache を自動起動するよう設定する。

デフォルトの状態。前述の通り、Apache の起動がうまくいかない。

(パターン2)FileMaker Server を自動起動したうえで、Apache を手動起動する。

Apache は起動しない。

(パターン3)FileMaker Server も Apache を自動起動をオフにする。その上で、まず FileMaker Server を手動起動し、次に Apache を手動起動する。

FileMaker Server は起動するが Apache は起動しない。

(パターン4)FileMaker Server も Apache を自動起動をオフにする。その上で、まず Apache を手動起動し、次に FileMaker Server を手動起動する。

FileMaker Server も Apache も起動する。しかし、FileMaker Server の Admin Console にアクセスできなくなる。

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いろいろ設定をいじってい過程で(パターン1)でもたまに Apache が起動することがあった。その場合もパターン4になってしまい、Admin Console が使えない。

ではどうすればいいか。Apache の自動起動は切ってしまう。あとで手動で起動したりもしない。これで何の問題もなく FileMaker Server が使えるようだからだ。なお、Apache の自動起動のオフは以下のコマンドだ。

# systemctl disable httpd.service

ひょっとすると新しいバージョンの FileMaker Server for Linux では Apache との関係が改善されているかもしれない。