内向型と外向型
『内向型を強みにする』(マーティ・O・レイニー、パンローリング、2013)を現在読んでいる。
世の中には外向型と内向型の人がいる。単純なことだけど、外向型の人を中心に世の中はできているので、内向型の人がいることが忘れられている。
みんながみんな人と集まってワイワイしたいわけではないのだ。「孤立してはいけない」「お金は人を通じてやってくる」・・・そういった考えがスコトーマ(心理的盲点)となり、大事な真理を見逃していると思う。
一人で読書をしたり、一人で出掛けるのが好きな人もいる。そういう人を無理矢理みんなの前に連れ出す必要があるのだろうか。これはもちろん私が内向型だからこういうことを書いている。他者を意識すると自己評価や IQ が低くなる。自信を喪失し、頭の回転が急に遅くなる。私は人がガヤガヤしている空間だと、どうもエネルギーが吸い取られていくようで一刻も早くそこから抜け出したいと考える。
弱点(と思われていること)はブレークスルーやイノベーションのきっかけとなりうる。内向型の人ができることを考えていると、普通の人には見えなかった新しいビジネスチャンスが見えてきたりする。