[読書メモ]『イギリス的生活とアメリカ的生活』
p45
イギリス人はバスルームで一種のアパルトヘイトを実践しており、水の蛇口と湯の蛇口は風呂のサイズが許すかぎり遠く離され、湯水混合蛇口など影もなし。
p69
ケーキのことをなんでガトーと呼ぶの?
p111
イギリスが誇れること[…]きちんと機能している郵便システム。ほとんどのファースト・クラスは投函後、24 時間以内に届く。
p137
イギリスでは今でも学校での体罰が容認されており、反撃もできない幼い者を殴ることにも一理あると思われている。(イギリスは囚人に暴力をふるわない世界でも数少ない文明国だと誇る。かわりに、子供がその対象になっている。)
p140
イギリス人にニックネームのつけ方はもっとおだやかで、名字を対象にすることが多い。というのも、ファースト・ネームのほうは、「短くされない」ように両親が知恵をしぼってつけているから。
p168
健康診断など決して頼まないこと。予防医学とは「アメリカの思想」であって(イギリスの医者はアメリカが嫌い)、神経症の一種くらいにしか思っていない。
p200
世界でいちばん宗教心の薄い国がイギリスで、それがまたこの国の魅力でもある。
p200
ご存じのとおり、イギリス人は感情におぼれた人間、理性を失った人間を信用しない。