[読書メモ]『大学で何を学ぶか』
p86
人間、長い間生きてりゃ、いろんなことにぶつかるだろう。そんなときにオレみたいに勉強してない奴は、この振ったサイコロで出た目で決めるとか、その日の気分で決めるよりしょうがない。ところが勉強した奴は、自分のあたまできちーんと筋道を立てて、はて、こういうときはどうしたらいいかなあと、考えることができるんだ。だからみんな大学へ行くんだ
p94
お互いを磨き合うことのできる雰囲気の集団に属していた学生は強いのだ。
p221
丈夫な身体のひとよりも、繊細で感じやすい豊かな精神世界を持っていた人間のほうが、その内的な豊かさを内面の隠れ家にできたために、収容所生活をよく耐え得たと語っている。