[読書メモ]『アンソニー・ロビンズの自分を磨く』

p23
人生を自分の力で変えたいのなら、まず「何を信じるか」を意識してコントロールすること。そして、いかにして信念が形成されるのかを理解する必要がある。

p26
ここで大切なのは、「どちらが真実か」ではなく、「どちらが自分に元気とやる気を与えてくれるか」なのだ。

pp26-27
人間の脳は、「実体験」と「想像上の体験」の違いがわからない。感情に強く訴える想像を何度も繰り返せば、まだ実際に起こっていないことでも、人間の脳は「実際の体験」として認識する。

p27
成功者は例外なく、「自分の成功を確信する」能力がずば抜けている。「成功する」根拠が何もなくても、成功体験を繰り返しイメージし、次々と不可能を可能にしていくのだ。

p33
人生に悪影響を与える三つ目の信念は「自責性」、つまり問題をすべて自分のせいにすることである。失敗を「乗り越えるべき障害」とは考えずに、「自分の落ち度」「自分に問題があるから」と考えていたら、誰でも落ち込むに決まっている。/自分を非難して、元気が出るはずがない。

p35
私たちが信じていることの中には、「他人から聞いた、本当かどうかわからない情報」だけを根拠にしているものが少なくない。

p57
『エンタテイメント・ウィークリー』誌のアンケート調査によれば、映画を見に行く人の 82% は、笑いたくて行くのだそうだ。泣きたい人は 7% 、怖がりたい人は 3% と続く。

p59
行動しなければ、何も始まらない。年を取ると、何もしなくなる人がいるが、年を取るとは年齢の問題だけでなく、活動しているか否かにもよる。

p61
昔見たつまらない映画を、何度でも見に行きたいと思う人はいないのに、イヤな思い出となると、頼んでもいないのに繰り返し頭の中に浮かんできたりする。顔も見たくないような相手、仕事の失敗や転職の失敗を何度も頭の中で反芻することに、何か意味があるのだろうか。

p67
いつまでも「問題」にかかずらわっていないで、できるだけ早く「自分の目標」に焦点を絞り込む必要があるのだ。そして、心の焦点を「望ましいこと」に集中できるように、何度も鍛えてほしい。

p84
切羽詰まった精神状態では到底、正しい判断などできるわけがない。

p101
「自分の人生で大切にしているものは何か」「何に一番の価値を置いているか」を明確にし、その価値基準に違(たが)わない生き方をすべく、一日も欠かさず努力をするわけだ。

p124
長期的に見れば、「拒絶」による苦しみを経験することなしに、「成功」の喜びは手に入らないということだ。

p149
自分がコントロールできないものに自分の幸福が依存しているような生き方をしている限り、苦痛は避けられないということだ。

p163
「何があっても自身を持って臨むと決めたなら、成功は約束されたも同然だ」

p179
問題は、そのルールが正しいか、間違っているかではなく、「自分を後押ししてくれる」のか、それとも「やる気に水を差すか」なのである。

p188
「自分にとって役に立たないルール」と「苦痛」を結びつけ、自分の必要や目的にかなうルールと入れ替えればよい。

p201
幸福で、成功を実感できるようにルールを変えるには、自分自身が主導権を握り、外界があなたの精神状態を左右することがないようなルールをつくる必要がある。/快感を得るのはとても簡単で、苦痛を感じるのは非常に難しくなるように設定すること。

p217
過去から学ぶときは、「過去を生きる」のではなく、自分に力を与えてくれるものに集中することが大切なのだ。

p219
素晴らしい本を読むと、あなた自身が著者と同じような考え方をするようになる。

pp220-221
私はいつも、反復によって得られる効果の偉大さと、自分が変われば、毎回新しい発見があるという説明をした。/それに、何度も何度も同じことを聞いていると、やがてそれが私に植えつけられ、条件づけされていく。つまり、反復はスキルの生みの親なのである。

pp230-231
古いコンピュータ用語に GIGO(Garbage in, Garbage out)というものがある。これは「ゴミを入れれば、ゴミしか出てこない」という意味だ。[…]情報を意識して選別する必要がある。

p233
私の精神が必要とする栄養は、夜のテレビニュースや新聞が垂れ流す知的ジャンクフードでは満たされない。もし、そういうものを情報源としていたなら、世間一般の人たちと同じ結果以上のものは期待できない。

p248
人は、「自分はこういう人間だ」という考えと一致した行動を取る。その見解が正しくても、間違っていても関係ない。なぜなら、人間は一貫性を極めて重視するからだ。

p262
アイデンティティの変化は、人生において最も楽しく、魅力的で、自由な経験である。

p277
「問題そのもの」ではなく、常に「解決策」に意識を集中させねばならない。

p280
体型が健康度を示していると思っている人が多いが、実際にはこの二つは必ずしも相関関係にあるわけではない。

p288
楽しい習慣はみなそうだが、エクササイズは、いい意味で中毒になりやすい。正しいやり方でエクササイズをすると、その楽しさに “やみつき” になるだろう。/研究により、12 ヵ月以上継続してエクササイズをした人は、一生続けられることがわかった。

p291
エクササイズを、あなたのアイデンティティの一部にする。エクササイズは「一生続けるつもり」でやらなければ、その効果を実感することはできない。

p297
もし関係を長続きさせたいなら、決して、決して、決して、決して、決して関係を脅かすようなことをしてはならない。言い換えれば、/「そんなことをするなら、私は出て行く」/などと決して言わないことだ。

p306
すべての富は、頭の中のアイデアから始まる。

pp307-308
収入を増やすのに最も重要かつ効果的なのは、人々の人生に具体的な価値を提供できる方法を常に考案することだ。

p321
ヨーロッパの人からすれば、アメリカ人は何かあるといつも他人のせいにしようとするので、訴訟の数が多いのだと思うだろう。[…]そのような生き方はアメリカ以外では見られない。訴訟に時間とお金とエネルギーを注ぎ込むのは非生産的なことで、国にとっても由々しい問題である。

p333
自分を磨くことに注力せよ、他人の批判をしている時間はない。

p341
世の中のことを学び、マスターするための基本戦略が “トライ・アンド・エラー” である限り、時間の達人になることはできない。すでに成功を収めている人を手本にすれば、何年分もの苦労を省けるというものだ。だから私は貪欲に本を読み、セミナーに熱心に通うのだ。

p347
何かを決断すれば、必ず結果がついてくることを忘れてはならない。自分では何も考えず、なりゆきまかせにして、何となく物事を決めていると、結果がどうなるかなど考えもしないまま行動を起こすことになり、一番やっかいな問題をかえって長引かせてしまうことになる。

p355
現状を変えるための最初の鍵は、より高い水準を目指すことだ。

p366
自分の「背中」で子どもを教育する[…]親が手本になって、可能性を示すとよい。