[読書メモ]『能力以上の成果を引き出す 本物の仕分け術』

p17
彼は、自分のコンセプトを「宅配ピザ屋」と設定しました。すべてのことに1時間以内で対応することを決めたのです。見積もり依頼があれば、1時間以内に提出する。問い合わせがあれば、1時間以内に直接、会いに行く。

p29
「アイスクリームは子どもがターゲット」という思い込みを捨てたのは、ハーゲンダッツです。子供客を捨てることで、大人のためのプレミアムアイス市場を形成しました。

p37
人がストレスを感じる状況というのは、「変えられないものを、変えようとしている」場合が非常に多いです。[…]すでに起きてしまった過去は返られませんし、大の大人の性格を変えることなんて1人の人間には不可能です。

p52
P・F・ドラッカーは、著書『創造する経営者』の中で、次のように述べています。/「誰にとっても、優先順位の決定はそれほどむずかしくない。むずかしいのは劣後順位の決定、なすべきでないことの決定である」

p67
ルーティン化することで、省力化することができます。

p72
成果を出すには、段取りやアクションの「正しさ」より、「早く」行動すること。

p110
“そこそこ” では一流になれない

p110
“そこそこ” の武器をいくつか持っていても、プロの世界では使いものにならないからです。1点 “これ” という武器を持っているほうが、キャリアを築きやすくなります。

p111
秋元康さんの言葉に、/「記憶に残る幕の内弁当はないけど、記憶に残るうなぎ弁当はある」/というものがあります。

p112
1日9時間、何かの習得に費やしたとして、1万時間に達するには3年を必要とします。

p126
孫正義社長はある講演会で、「成功における一番大切なことは?」という質問に、/「心底、自分を納得させることができれば、それはもう9割は成功したのも同然だ」/と答えられていました。

p132
「将来、どんな会社を目指すのか」という定性目標と、「来年は売り上げ 150% アップ」という定量目標の両方が必要で、上手にかみ合っていなければ、達成がむずかしくなると言うことです。

p151
2つ目は、心の中での実況中継です。スポーツの実況中継のように、自分を、/「おっと、今少しイラッとしましたね」/「大丈夫です。ここから挽回できます」/などと中継すると、自分の感情や状況を客観的に見られます。

p152
3つ目は、感情的になっても話は前進しない、問題は解決しない、自分にメリットは何もないと確認することです。

p161
変えられることは、自分のやり方。/変えられないことは、他人。