[読書メモ][Kindle]『何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ』
Loc 20
人の行動を習慣が支配していると考えると、ひとたび良い習慣が身につくと自然と人生が成功に向かって加速していき、逆に悪い習慣から抜け出せなければ、負のスパイラルに陥ってしまうというのも、ある意味、もっともなことなのです。
Loc 181
習慣による行動は90%もあることがわかってきたのです。ということは、自分で考えてする行動はなんと10%以下。つまり、習慣が人の行動のほとんどを支配していたのです。
Loc 434
私たちの脳というのは五感で知覚されていなくても、ただイメージしているだけで同じ働きをするのです。
Loc 514
知らない人に話しかけるとき、「相手のために話しかける」、つまり相手にフォーカスしているか、あるいは「変な人だと思われたら嫌だ」と自分にフォーカスしているかで、自分の根底にある意識が違っていることがわかります。[…]ここでの大切なポイントは、話しかける練習をするだけでなく、知らない人を見たときに、「この人のためになることは何だろう?」「この人を喜ばせるにはどうしたらいいだろう?」と考える癖がついていくことです。[…]「デキる人、かっこいい人と思われたい!」という欲を捨てて、「この人と話をして楽しんでもらおう!自分が役に立つことが何かあるかもしれないし」という気持ちで話しかければいいのです。
Loc 620
従来、習慣化には21日かかると言われていましたが、実際には200回くらいの繰り返しがあって、行動の習慣化ができてくるということが明らかになってきました。
Loc 695
一つ目の秘訣は時間ではなく、行動を〝きっかけ〟にするということです。
Loc 816
逆に新しい習慣ができていないからといって、「やらせる」「身につけさせる」というように、コントロールする気持ちで相手に接すると、せっかくのやる気を削ぎ、モチベーションが極端に下がることも研究からわかってきました。
Loc 899
爪を噛んだと気がついた時点で、噛んだ方の手を握って、3分間拳のままでいるというだけなのですが、実際にやってみると3分間拳を握るというのは思いのほか大変で、それをし続けるうちに爪を噛むのが自然に直っていくことが多いです。
Loc 899
癖や悪習慣を直すには、「アメとムチ」ではなく、「アメとアメなし」がとても有効です。