[読書メモ]『ボケたくなければ「奥歯」は抜くな』

p19
いま、日本では65歳以上の高齢者の5人に1人が、介護を必要としています。そして、要介護になった人の5人に1人が、認知症を発症しているのです。

p25
実際、上下の奥歯の間に力を感知するセンサーを入れて噛む力を測ると、大人では約50kgあります。つまり、奥歯は50kgのものを持ち上げるのと同じくらいの噛む力を発揮できるというわけです。

p113
ブラッシングをすればいいといっても、ただ漫然と歯磨き(ブラッシング)をするだけでは効果はありません。ポイントは、「目的」と「やり方」です。

p116
このとき、けっして横磨き(大きく横に動かすこと)はしないようにしましょう。横磨きになってしまう場合は、歯ブラシを小さな円を描くように動かすと振動が小さくなります。

p134
フッ素入り洗口液でうがいをする

p137
ネットで「うがい液 フッ素」をキーワードに検索してもフッ素の入っていないうがい液が検索されることがあるので、必ず有効成分として「フッ化ナトリウム」と記載していることを確認して購入したほうがいいでしょう。

p140
歯磨きを行うタイミングは、基本は「食後」ですが、寝ている間に口の中で細菌が増えている朝は「起床後」と「食後」の両方に行うとより効果的です。

p144
TCHとは、「Tooth Contact Habit」の頭文字を取ったもので、上下の歯を無意識につけた(接触させた)ままにする癖のある人のことです。

p147
そうはいっても、昼間の起きているときはともかく、夜寝ているときの歯ぎしりは、日ごろのストレスを無意識のうちに解消する行為のため、意識してやめることはできません。

p148
あるいは、寝る前にストレッチをするのも効果があります。ストレッチを習慣にすることで体がリラックスし、それによって寝ている間の歯ぎしりが減ったという人もいます。

p156
歯を残す技術は、歯を抜く技術よりもむずかしいのです。